チャクロワシグモ?

最近、近隣の田んぼ脇の湿地みたいな場所で見かけた。板の下に居た。

大きさは、蜘蛛としては中ぐらいというか体長で1センチないぐらいだったと思う。

特徴としては、かなりの艶のある外観と丸い腹部である。最初、コケグモ科が思い当たったが、見つけた環境は、どうもコケグモ科が見つかるような環境ではない。

少し方向に困っていたところ、ワシグモ科なる科があることを知り、かなり似たような写真を見つける事ができた。

そして、サイズと光沢感があるという特徴を照らし合わせると、チャクロワシグモという種に近いのかなと思った。

ただ、同時に気がついた事に、ネット上では、ワシグモ科の蜘蛛の情報は思いの外少ないと感じた事であった。昆虫は、科や種によっては、想像以上にデータが少ない分野がある事に気がつく。

さて、このワシグモ科の蜘蛛は、地表徘徊性の習性を持つ蜘蛛という事だが、確かに見かけた場所は、一面平らで蜘蛛の巣を張れるような構造物はない場所であった。

ヒメツヤヒラタゴミムシ ?

最近、まだ水が張られていない田んぼ脇のブロックの下で発見。数匹いた。逃げ足は、メチャクチャ速い。

爪の大きさから分かるように、大きさは12ミリないぐらいだと思う。

この大きさぐらいの小さなゴミムシを当たると、マルガタツヤヒラタゴミムシやヒロムネナガゴミムシやヒメツヤヒラタゴミムシなんかが候補に挙がったが、背胸板が思いの外、小さめという写真からも得れる特徴を見ると、ヒメツヤヒラタゴミムシなんかが妥当なのかなとも思った。

実際のところ、これらの小さめのゴミムシの仲間達は、ネット上でも種名のしっかりとした統一感とかもなく、情報も錯綜しているので、実際は、なんという種かは正式には分からないものが多いのではないだろうか。

この凄く小さなゴミムシの特徴として整理したいのは、

✳️発見場所は、森林地帯ではなく、田んぼ周りであった。

✳️摘んで、まじまじ見て気が付いたが、上翅には微かな光沢がある。

✳️背胸板が、横長では無い気がする。

✳️腹側というか脚の方が赤っぽく薄い色に見えた。動いている時から、ちょっと赤茶色っぽく見えた。

✳️匂いが不快であった。腐敗臭のような…。

以上…そんなところであろうか。

ここのところ、小さなゴミムシの仲間達に、少しづつ知識が付いてきた気がするので、フィールドでどんどん小さなゴミムシ達に出会い、違いや共通性を、自分なりに見出して行ければなと思う2021年の春である。

クロココモリグモ?

近隣の田んぼ脇の耕作放棄地で見かけた。

種名は、なんとかクロココモリグモに落ち着いた。このコモリグモの仲間は、似たような紋様のものが多かったが、ある方のページで、茨城の南部で田んぼにいるコモリグモは、ほぼクロココモリグモと思って良いとの記事に後押しされた感じである。

大きさは、体調で1センチちょっとぐらいあったのではと思う。

ところで、コモリグモの名の由来は、産卵時期になると腹部の背側に子蜘蛛達を背負ったような姿になるところから来ている。その状態は、ネット上の写真で沢山見れるが、個人的には苦手な光景である。鳥肌もんに気持ち悪い…。

現在では、コモリグモ科に属するが、昔はドクグモ科という科にに属していたようである。