アカヤスデ

先ほど、我家の外灯下に来ている昆虫達を見に行ったら、本日は雨の影響もあり気温も低いのか、殆ど見ることが出来なかった。

しかし、ゲジやハサミムシやヤスデといったいった普段地表で生活している虫達は目に付いた。

そんな中、派手目の色彩パターンのヤスデの写真を撮ったので、投稿してみる。

大きさは、3センチちょっとといったところ。この黒とオレンジのパターンをしたヤスデは、アカヤスデもしくはアカヤスデの一種と呼ばれているようである。

ちなみに、これまで日中に、庭の石やレンガや板をひっくり返しても見かけた記憶が無いヤスデである。単に、ヤスデ如きと、見ても記憶に留めなかった可能性も無きにしも非ずだが……

ところで、本日は、昨晩と打って変わって、蛾を筆頭とした翅のある昆虫達は外灯下に来ていなかった。一方で、先ほども触れたが、ゲジにハサミムシに、このヤスデといったいった生物達は、地面から3メートル近い高さの壁面や天井に居た。

この理由は、昨日からの雨で地表が水浸しになったことが関係しているようである。そういった条件になると、普段、地表で生活しているそうした昆虫達が乾いた場所へと上がって来ている可能性である。

この説は、私が発見したことでは無いが、そうした生物達の行動と長雨の関係に法則性みたいなものを、今後は意識していってみようと思う。

ケブカカスミカメ

ここのところ、我家の外灯下に、この小さなカメムシの仲間と思しき小昆虫が大挙(?)押し寄せて来ている。

なんとか、種を特定出来そうなぐらいの写真が撮れたので、投稿してみる。

名前は、ケブカカスミカメ。ネット上の解説を読むと、大概、大きさは、5〜6ミリぐらいとの記載が多いが、我家の外灯下に来ている個体群は、もっと小さいように感じる。4ミリぐらいなんじゃないだろうか。

幼虫は、針葉樹やシダに寄生したり、またイネ科の植物に寄生したりと多くの情報が出回っている。

要は、小さ過ぎて、人間の視界にその生活形態が気付かれていないのかな。

エゾヨツメ 成虫

本日は仕事が休みだったので、雨の中、早朝に近所のコンビニに歩いて買い物に出かける。

途中、道路上に枯葉っぽい雰囲気の蛾に見える物体を発見。買い物を済ませた帰宅途中に、スマホを持ってきていない事に気が付き、こうなれば拾い上げて家まで持ち帰り写真に取る事にした。

拾い上げて気が付いた。彼女が生きている事に。

蛾としては、かなり大きな部類だったので、直ぐに種に行き着くと思い、大型の蛾がいる科を当たっていくが、一巡では見つけれなかった。そして、色合いの変異を考慮に入れて、もう一度、大型の蛾達と照合していくと、ヤママユガ科のエゾヨツメだなという結論に至った。

そして、このエゾヨツメという蛾が、イボタガと並び、春先に現れる大型の蛾の人気種であることを知った。確かに、写真を見る限り、大きな青っぽい紋は人目を惹く。私が見つけたエゾヨツメは、地味目な個体だと感じる。

さて、このエゾヨツメの幼虫は、ブナ科のコナラを筆頭に科を超えて色々な樹木の葉を食べれるらしい。また幼虫の姿もヒメヤママユの幼虫に角が生えたみたいで、是非とも出会ってみたい容姿である。

このエゾヨツメの大きさは、雌で開張9センチぐらいあるようで、雄はそれよりは少し小さい。自分が持ち帰ってきたエゾヨツメは、前翅長で45ミリぐらいある(定規で測った)ので、メスなのかなと思う。

目下、部屋の中で温まり、完全に体に付いた水気は乾いている。運良く夜に羽ばたけるほどに回復したら、外へリリースしてあげようと思う。

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2021年4月6日追記

昨日、救助したエゾヨツメが、知らない間に室内の何処かへと消えてしまった。しかし、就寝しようと電気を消すと、飼い猫が不穏な動きをしているのを察知する。

電気を付けたところ、飼い猫に咥えられているエゾヨツメを発見。すかさず、飼い猫から取り上げ、少し寒い屋外へとリリースしてあげた。

リリース前に撮った写真を以下に。

飼い猫は、何故蛾を取り上げられたか分からずに、イジけた鳴き声と共に、他の部屋へと移動して行った。