最近、近隣の雑木林を散歩中に、樹液が出ている木を見つけたので、暫し観察してみると、思いの外、様々な昆虫が集まって来ていた。
そんな中に、子供の頃より樹液に集まるカブトムシやクワガタ獲りの際に、少なからず目撃して来ているこの小さな甲虫も含まれていた。
名前は、ヨツボシケシキスイ。子供時代より、カブトムシやクワガタを見つけた嬉しさばかりに気が取られ、このヨツボシケシキスイの存在などは、ほとんど注目して来なかったが、樹液に集まる虫の定番の一種ではある。
この日、樹液が大量に出る場所には、我が物顔でヨツボシオオキスイが沢山集まっていた。ヨツボシケシキスイの方はと言うと、少し離れた場所の微かに樹液が出ているような場所で樹皮の間に隠れている個体が多かった。
ヨツボシケシキスイの大きさの方は、図鑑的なものでは、4ミリ〜14ミリと幅を持って紹介しているものが多かったが、この時、私が見た個体達も少し幅があり、6ミリ〜9ミリの間だったのではないであろうか。
上の写真では、このヨツボシケシキスイの特徴である顎が写らなかったが、その顎で樹液に集まる小昆虫などを捉えているものと思われる。この点は、蛾のボクドウガの幼虫と同じ習性を持っていると言えるのかもしれない。