アカボシゴマダラ 春型

少し前に、我家の庭で、見た事のない大型の蝶が飛んでいるのを見かけて、急いで網を持って来て…捕まえた事があった。

しかし、突然、家の中から呼ぶ声がして、室内に入ったのだが、用事を済ませて、再び、捕まえたその蝶の元に戻った時、網の中には、その蝶は居なかった。地面との間の狭い隙間から逃げてしまったものと考えられる。

しかし、この前の土曜日に、ふと出かけた近隣の場所で、低木に翅を広げて止まる同じ蝶を発見。恐る恐る近付き写真に撮ろうと試みた。近付くと翅を閉じられる……少し待つとまた開く……近付くと閉じられるの繰り返しで、翅を閉じた瞬間しか写真に撮れなかったが、以下がその時に撮った写真である。

そして、帰宅後に、期待に胸を膨らませて調べ始めたら、私的にはお馴染みの外来種のアカボシゴマダラの春型と分かった。

少し落胆したのと同時に、アカボシゴマダラの春型は、アカボシゴマダラ夏型と随分印象が違うなとの新知識を得れた事を前向きに捉えて、一件落着にした。

しかし、このアカボシゴマダラの春型というものは、種名にあるアカボシ(赤星)の要素がなく、一般的なアカボシゴマダラのイメージとは違うんだという学びをもたらしてくれた。黄色い長い嘴も、この蝶の特徴のようである。

ウスオビキノメイガ? 成虫

ここのところ、我家の外灯下で見かける蛾である。

ツトガ科ノメイガ亜科の蛾である事は、直ぐに分かるが、今回のこの蛾達の共通の特徴としては……

○この手のノメイガにしては、大きいとは言えない。

◯色合いが黄色って言うより白っぽい。

◯内横線や外横線が、どの個体もハッキリ見えない。(特に内横線)

以上のような特徴と、ネット上の画像も参考にすると、ウスオビキノメイガが臭いなと思うのだが、正しいのであろうか?ただ、内横線や外横線が見え難いのは、種名のウスオビの箇所が言い当てている気はする。

前振りが長くなったが、写真を以下に。

大きさは、開張でマックス3センチぐらいになるとの事だが、我家の外灯に集まってくる個体群は、そこまで行かず、少し小さめの印象が残る。

幼虫の食草は、知られていないとのことだが、結構な個体数が我家の外灯下を訪れている事実からも、ゆくゆくは突き止めれそうな気もしないではないのではないだろうか。

フタモンクロナミシャク 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

サイズ感と止まり方の雰囲気から、シャクガ科ナミシャク亜科を当たるが、なかなか種に辿り着けなかった。

ただ、偶然、ネット上の画像から瓜二つの画像を見つけることができた。そして、名前は、フタモンクロナミシャクと紹介されていた。

当然、フタモンクロナミシャクを検索してみると、個体変異が多いらしく色合いは様々だが、紋様のパターンはほぼ同じ蛾が、フタモンクロナミシャクとして紹介されていることを確認した。

大きさは、開張で35ミリぐらいあったと思うが、この蛾の標準平均サイズからすると、実際はもう少し小さかったのかと考えられる。

さて、このフタモンクロナミシャクに行き着けなかった理由のひとつに、その名前がある。昆虫の名前は、大概が、その特徴を言い当てて、納得させられる事が殆どだが、このフタモンクロナミシャクの名前は、私を納得させるだけの説得力がないかもしれない。

フタモン(二紋)ってどれ?で、クロ(黒)って何処?といった具合である。でも、何事にも、こうした疑問を持ち、探究することって、人間にとって大切な事だと思う。

さて、この探求に責任が持てる時間が作れないのが残念であるが、幼虫の食草は知られていないとのことである。