このトンボは、とある機関の敷地内の池周りで見る事ができる。
最近も、見かけたが、トンボの中でも慎重で、静止していても気配を感じると直ぐに飛び立ってしまうのである。
下の写真は、過去に交尾中の個体を撮ったものである。
先ほど種名を調べて、アオヤンマかなと落ち着いたのだが、アオヤンマ自体が、環境省のレッドデータで準絶滅危惧種に選定されているようなレア蜻蛉である事を知った。
環境省のレッドデータに登録されているという事は、都道府県独自のレッドデータでは、準絶滅危惧種以上の指定をしている都道府県が多数を占めている事を意味するが、確認したところ、実際にそうであった。
また、このトンボの紹介の中で、アシやガマがギッシリ生え茂った沼なんかに棲息するというのがあった。他にも、隣接する林で蜘蛛なんかを捕食するというのもあったが、このトンボを見かける場所は、まさにそんな環境である。基本的に流入流出する水路はなく、その為、水生植物の代謝物がヘドロとして1メートル以上は積もっていそうな池である。ただ、下に水脈があるのか、水が干上がることはない池である。