クロヘリアトキリゴミムシ Parena nigrolineata nipponensis (Habu, 1964)

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫のひとつである。

大きさは、体長8ミリぐらいであったであろうか。

そんなに小さいとも言えない飴色の透けた翅のゴミムシがいるなと思ったのだが、どうしてもカメラが接写出来ない位置にいるため、鮮明な写真が撮れなかった。

頭部が横に広く見えるなぁと思いながら、一応、調べてみたところ、クロヘリアトキリゴミムシという種が浮上してきた。

さて、このクロヘリアトキリゴミムシの生息分布は、国内は、本州以南……南西諸島まで。海外は、韓国にもいるみたいである。

クシヒゲキヒロズコガ 成虫 Pelecystola strigosa (Moore, 1888)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

一目見て、初めて出会う蛾だと分かった。櫛髭状の触覚と、メリハリのある紋様に、暫し見入ってしまった。

大きさは、結構大きくて、全翅長14ミリぐらいあったと思う。この大きさは、メスらしく、オスは一回り小さいようである。

種名は、クシヒゲキヒロズコガ。

幼虫の食草は、分かっていないとのことである。

この蛾の生息分布は、国内は、北海道から九州辺りまで。海外は、 GBIFのデータマップだと、日本に目撃が多く報告されており、マレー半島のマレーシアの一部と、ヒマラヤ北東部の辺りにも、生息報告があった。興味深いのは、日本と同じ結果になることが多い韓国からの報告がないところである。

ツマグロツツカッコウムシ Tenerus hilleri

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫の一つである。

大きさは、体長9ミリぐらいであったであろうか。

そもそも、この昆虫は、何科に属する昆虫なんだろうと、全く予想が立てれずに調べ始めたが、カッコウムシ科ホシカムシ亜科に属するツマグロツツカッコウムシと判明。

体長の個体差が大きい種との情報があったが、私が我家で昨晩目にした個体は、それなりの体長があり、観察はし易かったと思う。

他の昆虫を食べる肉食性の昆虫のようである。

国内の生息分布は、本州以南……九州(奄美大島辺り)まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかったが、Tenerus Laporte, 1836という近縁と思われる種が、オーストラリア東岸やアフリカ大陸南部の内陸部といった動物地理学的にエチオピア区やオセアニア区に、目撃情報が集中していたことに興味を引かれた。