テングスケバ Dictyophara patruelis (Stål, 1859)

数日前に、近隣で見かけていたテングスケバの仲間である。というか、正真正銘のテングスケバである。

大きさは、翅端までの全長で、12ミリぐらい。

所謂、イネ科の植物を吸汁するということで、稲の害虫の一つとして扱われている昆虫である。

ちなみに、生息分布の方は、本州以南……九州まで。海外は、韓国にもいるようである。

ところで、このテングスケバの投稿をするに当たって、過去の自分の投稿を確認していたところ、つい最近、投稿済みであることを知った。そして、ここからが、重要なのだが、その時の投稿の写真と、今回の個体の写真を見てピンと来てしまった。同一種に見えないと……。

どこが違うかというと、上の写真の個体の方が鼻先が長く、複眼も小さい。もちろん、翅の色も少し違う。

そして、そちらは別種の可能性を視野に調べたところ、少しレア種のミツハシテングスケバと分かった次第である。

似たような種を何種も見つけ始めると、過去の種の同定の間違いに気がつく事が時々ある。今回が、それである。

“テングスケバ Dictyophara patruelis (Stål, 1859)” への1件の返信

コメントを残す