ハリマナガウンカ Stenocranus harimensis (Matsumura, 1935)

一昨日の晩に我家の外灯下に来ていたウンカの仲間である。

最近は、こうしたカメムシ(半翅)目頸吻亜目の小昆虫を見ても、ウンカの仲間だとか、ヨコバイの仲間だとか、グンバイの仲間だとか、直ぐに分かるようになって来ている自分がいる。

大きさは、全長5ミリちょっとのウンカのようである。(正直、自分の記憶を元には思い出せなかった。)

種名は、ハリマナガウンカ。

水辺のイネ科やカヤツリグサ科の植物を吸汁するようである。

生息分布は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の生息分布は、日本以外は、ちょっと分からなかった。

ちなみに、福岡県は、このウンカを、都道府県が独自に定めるレッドデータで、準絶滅危惧種に指定している。

シロスジカバマルハキバガ? 成虫 Promalactis suzukiella (Matsumura, 1931)

昨晩、我家の外灯下に来ていたとても小さな蛾の一つである。壁の直角のところに止まっていたため、スマホを近づける事ができず、どうしても被写体のアップの状態が撮れなかった。

大きさは、前翅長6ミリぐらいだったであろうか。

初めて出会う気がしたが、調べたところ、種名は、シロスジカバマルハキバガかと思う。

似た雰囲気の蛾が複数種いるが、上の写真の蛾は、シロスジカバマルハキバガで合っているのではと思う。

幼虫の食草は、現段階では不明とのことである。

生息分布の方は、国内は、本州から屋久島辺りまで。 海外の方は、興味深くて、韓国にいるのはよくある事だが、アメリカ合衆国東海岸から中央の大草原地帯まで広範囲に濃く生息している模様である。これだけ見ると、どういう世界分布なんだろうと、とても好奇心が湧いてしまう。

クサシロキヨトウ 成虫 Mythimna loreyi (Duponchel, 1827) 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

前翅長17ミリぐらいだったと思う。

ヤガ科のキヨトウと語尾に付く蛾のどれかであろうとの予測は立ったが、種名は、クサシロキヨトウだと思われる。(一応、スジシロキヨトウという似ている種もいるが、翅を上から見た時の山型の小黒点の列が2列になるらしい。上の写真の個体は一列である。)

幼虫の食草は、イネ科のトウモロコシが知られている。

このクサシロキヨトウの生息分布の方は、国内は、北海道以南……屋久島辺りまで。海外の生息分布は、韓国、台湾、オーストラリア北東部、アフリカ大陸南部沿岸、パキスタン辺り、ヨーロッパ各地から生息報告が上がっているようである。パキスタンあたりから濃く報告されているのが気になった。イ

ネ科のなんらかの作物と共に移動を広げ中の蛾と認識した。