サンカクモンヒメハマキ 成虫 Cydia glandicolana (Danilevsky, 1968)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、案外と大きく、前翅長で11ミリぐらいあったと思う。横にも大きめのヒメハマキの仲間といった印象であった。

種名は、調べたところ、サンカクモンヒメハマキと判明。

幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギのドングリとの事である。

ここで、とても似た習性を持っている蛾で、同じヒメハマキガ亜科にクロサンカクモンヒメハマキという種もいるが、この2種は、私がネット上の画像を見比べる限り、結構違う外観をしている。そして、両種が、大きく違うのは、出現時期で、サンカクモンヒメハマキは、秋の蛾であるが、クロサンカクモンヒメハマキは、春先に現れる蛾なのである。

このサンカクモンヒメハマキの生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の生息分布は、韓国からは生息報告が上がっている。

イネホソミドリカスミカメ Trigonotylus caelestialium (Kirkaldy, 1902)

昨晩、我家の外灯下に来ているところを写真に撮ったカメムシの一種である。

昨日が初めてというわけではなく、時々現れる。

大きさは、体長4ミリちょっとぐらいしかないとても小さなカスミカメである。細長いとも言えるが、同時に、細小いとも言えるカメムシである。

種名は、イネホソミドリカスミカメ。

過去にも投稿しているが、その時の写真が小さくて決して良い写真とは思えないので、再投稿した次第である。

 イネ科の植物に集まるカスミカメであり、稲の穂も吸汁して斑点米にしてしまうため、稲の重要害虫と捉えられているカスミカメである。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の生息分布は、広範囲で、動物地理学的な旧北区には、ヨーロッパ全土からアジアの極東の日本辺りまで散らばっており、新北区の北米大陸にも散らばっているが、北米大陸の散らばりが東海岸に集中している事から、北米大陸や極東アジアのグループは、ヨーロッパを起源に人為的に移動したように推理したくなるが、カメムシ(半翅)目の起源って、何処にあるんだろうと気になった。

マルバスジマダラメイガ? 成虫 Didia striatella (Inoue, 1959)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長9ミリぐらい。

種名は、マルバスジマダラメイガではないかと思いたいが、自信がないのも認める。自信がない理由は、ネット上に、比較出来る画像が少ない種の気がするからである。仮説の裏付けがし難いというか弱いという事である。

ただ、このマダラメイガ亜科の蛾の第一印象は、写真だと分かりづらいが、上翅にスジ(筋)というかヒダみたいなものが見て取れるというものではあった。

国内の生息分布は、本州以南……九州辺りまではいるようである。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。

幼虫の食草も、ちょっと分からなかった。