キイロクワハムシ Monolepta pallidula (Baly, 1874)

昨晩、我家の外灯下に来ていた小さな甲虫である。

大きさは、体長で6ミリ弱ぐらいだったと思う。

触角が長いところから、ハムシの仲間なんだろうなと思い、調べたところ、キイロクワハムシという種ではないかとの結論に至った。

元々は、ウスイロウリハムシと呼ばれていた時代があるとの事だが、ウリハムシと似ているとの情報が多かった。ただ、ウリハムシをよく見かける身としては、こちらのキイロクワハムシの方が、色が薄い。ウリハムシの方が、もうちょっと山吹色に濃く、体型もウリハムシの方が、前胸部が細い気がする。

さて、このキイロクワハムシは、クワ科の植物……例えば、コウゾとかイチジクとかの葉を食べることが知られている。

このキイロクワハムシの生息分布の方は、ネット上でズバリの情報が見つけられなかったのだが、生息報告を眺めていくと、国内は、本州、四国、九州には生息しているのが分かる。海外の生息分布の報告は、韓国から多数上がっている。

アトボシアオゴミムシ? Chlaenius naeviger (A.Morawitz, 1862)

先ほど、我家の敷地内にいたゴミムシの一種である。

大きさは、体長15ミリぐらいだったと思う。

さて、上の個体が、アトボシアオゴミムシかキボシアオゴミムシかで迷ったが、頭部や前胸部の緑光沢が強かったことから、アトボシアオゴミムシなのではと思った。

キボシアオゴミムシは、過去に庭の草むしり中に見かけた個体を投稿しているが、今回の個体の方が、1-2ミリの差であるが大きい気がする。

とにかく、アトボシアオゴミムシもキボシアオゴミムシも、ネット上の情報だけで区別出来るほどの確証的な違いは無い種達の気がする。実際に多くの個体に出会って、両者は、ここが違うのかと自分なりに両者の相違点を見出して行くしかないのかなと思う。

ちなみに、私が、もしかして、ここが違うと考え始めている点では、前胸背板の篆刻の雰囲気がある。アトボシアオゴミムシの方が粗いように見える。

もちろん、まだアトボシアオゴミムシもキボシアオゴミムシも、違いが感じ取れるまでに至れるほどの個体数に出会って来ていないので、この投稿のタイトルもアトボシアオゴミムシ?の形にしておいたし、上の写真の個体が、キボシアオゴミムシの可能性も大いにあるかもしれない。

以降は、上の写真の個体が、アトボシアオゴミムシという前提で書き進めるが、アトボシアオゴミムシの生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の生息分布は、韓国にはいるようである。