アカホシカスミカメ Creontiades coloripes (Hsiao, 1963.)

時々、我家の外灯下に来ているカメムシの一種である。2年前の7月23日に投稿済みであるが、その投稿に使っている写真が酷すぎるので、再投稿してみる。

ただ、今回の写真も、決して鮮明に綺麗に撮れたとは思えないが、前回の2年前のものよりは、格段にマシだと思われる。

大きさは、体長7ミリぐらい。結構太めの長い触角もあり、それほど小さく見えないカスミカメかもしれない。

種名は、アカホシカスミカメ。

マメ科の植物を好んで吸汁するようだが、イネ科の植物も吸汁出来るようで、稲の穂を吸汁する際には、害虫扱いされることになる。

生息分布の方は、国内は、本州以南、九州近海を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、ちょっと調べたところ、Creontiades Distant, 1883という括りに纏められてしまっている気がした。Creontiades Distant, 1883が、何を意味するのか、目下、調べ中。

モンキチョウ 白い(白っぽい)タイプ 成虫 Colias erate
(Esper, 1805)

8月の半ばに、家族で千葉の九十九里方面に出かけた際に見かけて写真に撮っていた。

シチュエーション的には、白い中型の蝶が飛んではいるが、モンシロチョウよりは少し大きく、なにか違うと感じたのであった。

そして、暫しの追いかけっこの後、静止した姿を写したのが以下の写真である。

翅をずらした瞬間を撮った写真をもう一枚。

飛翔中で翅の表面しか見えない時は、白い蝶で、翅を閉じた状態の翅裏しか見えない時は、薄らとした黄色である。

モンキチョウの白いタイプとして紹介している方の写真も大概は似たり寄ったりで、全身純白のモンキチョウの写真には、中々出くわせないのではないだろうか?

ここで、上の3枚の写真を眺めながら、少し疑問が生まれた。特に3枚目の写真が分かりやすいが、翅が擦り合わさる部分の黄色い鱗粉が落ちた姿が、白いモンキチョウなのではないのかとの……。

この疑問を解明するためには、沢山のモンキチョウの幼虫を飼育羽化させて、最初から白いタイプが誕生してくるのかを調べたり、黄色いモンキチョウがいる辺りに繁く通って、日々の劣化で黄色い翅色がどう変化するかを追ってみたりするのが良いかと思うが、のんびりのんびり突き止めて行ければなと考える。

モンキチョウの一般的な情報に関しては、ひとつ前に、定型型と言えるモンキチョウの投稿をしたので、そちらを参照して頂ければなと思う。

モンキチョウ 成虫 Colias erate
(Esper, 1805)

この蝶は、近隣で時々見かける。モンシロチョウのように一帯を複数で乱舞しているというよりは、なんとなく単独でいるところを、よく見かける気がする。

大きさは、モンシロチョウより少し大きいぐらいで、決して小さい気はしない。

翅を広げて翅表の方が写る写真を以下に。

飛翔している時に見える翅表の紋様も、ほっこりさせてくれる可愛らしさがある。

さて、種名はと言うと、モンキチョウである。

上の学名における生息範囲は、遠くヨーロッパ東部より中央アジアを経て、極東の台湾や日本までいるらしい。南の方へは、アフリカ大陸のエチオピアやソマリアまで。所謂、動物地理学的に旧北区に拡がっているようである。

一応、日本にいるものは、Colias erate poliographus (Motschulsky,1860)
という亜種として捉えられているようである。3月から11月ぐらいまで見れるチョウで、年2化している。

このモンキチョウの幼虫の食草は、マメ科の植物という事で、ムラサキウマゴヤシ(アカツメクサ)からシロツメクサからハギの類まで広範囲に食べれるとのことである。

ちなみに、白いモンキチョウというものも、たまに見ることが出来るが、モンキチョウの雌には、黄色いのと白いのと2タイプがあるとの記事を読んだ事がある。白いモンキチョウの投稿も、続けてしてみようと思う。