ヒロバコナガ 成虫 Leuroperna sera (Meyrick, 1889)

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長6ミリぐらいだったと思う。

前方に突き出したしっかりとした触角から、コナガであろうと思ったが、コナガ特有の背中の波打った紋様が見て取れない。

調べたところ、ヒロバコナガという別種が存在する事を知り、本種は、そのヒロバコナガと思われる。

1年中見れる蛾のようで、幼虫の食草は、アブラナ科の野菜とのことである。

この蛾の生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海を経て、南西諸島まで。海外の生息分布の方は、オーストラリアの東岸とニュージーランドへの集中が見てとれたが、果たして、それらの地域では、どんなアブラナ科の植物を食べているのか気になるところである。

ヤマノイモコガ? 成虫 Acrolepiopsis suzukiella (Matsumura, 1931)

数日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、体長で5ミリぐらいだったであろうか。

小さい割に、比較的写真がしっかり撮れたこともあり、種名には辿り着けたような気がする。

外見の特徴的には、アトヒゲコガ科のヤマノイモコガではないかと思った。似ている種に、ネギコガという種もいたが、いずれにせよ、アトヒゲコガ科の3属あるうちのAcrolepiopsis 属(Gaedike, 1970)に属する蛾であることは間違いなさそうである。

幼虫は、ヤマノイモ科の植物を食べるようである。

生息分布の方は、国内は、本州、九州、四国、対馬。海外の生息分布の方は、ちょっと分からなかった。