今から、20日ほど前に、下の子を連れて、家から数分の家の周りを散歩した事があった。
その時に、数種の植物の写真を撮っていたが、以下の一枚もその時に撮っていた一枚である。
一見、ヤマノイモと思いそうだが、正確にはオニドコロというヤモノイモ科のツタ植物である。
この写真から、ヤモノイモでは無く、オニドコロを導き出した理由は、ヒレ(翼)のついた実の雌花の花穂への付き方である。この写真から分かるように、実のお尻の方が上を向く様にツタ(雌花穂)から伸びて実が付くのは、オニドゴロの特徴の様である。一方のヤマノイモの実は、雌花穂からぶら下がるように、お尻が下になるように付くみたいである。ちなみに、上の写真の中央少し左寄りに写ってる小さな薄黄色の花が、このオニドコロの雄花と思われる。オニドコロもヤマノイモも雌雄異株との事である。
他にも、オニドコロの方には、ムカゴが出来なかったり、根茎を食べても、アルカロイドを多く含み苦く、ヤマノイモのようには美味しくないようである。葉の形も、ヤマノイモの方が、なんか小さめで細めの気がするんだが、万人の客観的な印象はどうなのであろう。
ただ、秋も深まった時に、ヤマノイモと同じように、このオニドコロの葉も鮮やかに黄葉するようだと、美味しい根茎を求めて、掘ってしまいそうな気がする。
これからは、オニドコロとヤモノイモの違いを意識して、この手の植物を見てみようと思う。
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