ナミテントウ

テントウムシの投稿が続いているが、良い機会なので、もう一種、テントウムシの投稿をする。

今からちょうど3年ほど前の2016年の11月に、自宅の庭で撮っていたテントウムシの写真を投稿する事にする。

ナミテントウだと思う。集団で越冬するのか、結構な数が家の樋(トイ)周りに居たのを覚えている。

このナミテントウの紋様は、個体差がとても有るらしく、この時も、これが同じ仲間なのかと疑いたくなるほど、個体差には変異があった。以下に、同種と思われるが、背中の紋様がかなり違う2個体の写真を載せておく。

因みに、ナミテントウの紋様は、メンデルの法則によって遺伝していくみたいである。そして、この多様な紋様の出現は、パニア遺伝子というものが関係しているとのことだが、同じパニア遺伝子を持つナナホシテントウが、これほどまでには紋様の多様性が現れない事を考えると、似たような種類によっても、遺伝子の複雑な絡み合い方には、差があるという事なのであろうか。

とにかく、昆虫の世界を眺めていると、紋様の個体差が大きい種とそうでないと種がいる事には気付かされる。

カメノコテントウ

先程、ヒメカメノコテントウの投稿をした時に、我が家の庭でも、似た雰囲気のテントウムシを見た記憶があったので、過去の写真データを振り返ってみた。

すると以下のようなピンボケではあるが、テントウムシの写真を見つける事が出来た。写真の撮影データは、昨年2018年の3月28日となっている。

カメノコテントウという種類だと思う。日本産テントウムシの中では、最大種で1,2ミリ内外の大きさにまで成長する個体もいるらしい。

幼虫も成虫も、クルミハムシ、ドロノキハムシ、ヤナギハムシの幼虫を食べる。

我が家の庭にも、クルミ(ブラック・ウォールナットというアメリカ産のクルミ)は植わっているが、その木とのこの我が家の庭にいたカメノコテントウとの関連性みたいなものを、今後見出せて行けたらなと思う。

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2020年5月23日追記

1ヶ月近く時が過ぎてしまったが、最近、近隣でカメノコテントウの鮮明な写真を写す事に成功していた。

2020年4月28日撮影

このテントウムシは、土手のアブラナの一種に1匹だけ居たのだが、その大きさと翅の端が反り返ったような雰囲気から、直ぐにカメノコテントウだと分かった。

写しやすい場所で写真に撮ろうと捕まえると、何か赤い汁を大量に出した。当時、絶対にこの匂いも好奇心で嗅いだはずだが、もはや記憶の何処からも引っ張り出せない。

見つけた辺りは、小川沿いの土手であったので、近くにハンノキやヤナギの仲間は生えていた。そこに集まるハムシと共生しているのかなとも考えたい。

ヒメカメノコテントウ

先週の木曜日に仕事先で、昼休みに見つけていたテントウムシの写真を投稿する事にする。テントウムシと言っても、あまり見かけないテントウムシではある。ネットで検索したところ、ヒメカメノコテントウという名前らしい。

よく見かけるナナホシテントウやナミテントウに比べると、一回り小さめ(半分ぐらいの大きさのイメージ)。私が見つけた個体は、基本形の紋様に近いが、背中の紋様に関して、固体差が大きい種のようである。

記憶では、我が家の庭でも見た気がするので、過去の写真データを振り返ってみる事にした。すると、ピンボケな写真ではあるが、似てるけど、色彩と大きさが異なっている事に気が付いた。

我が家の庭で見かけたのは、ヒメの付かないカメノコテントウのようである。