ニレチュウレンジ(幼虫)

昨日、夜、懐中電灯の電池を新しいものに変えたら、見違えるように明るくなったので、そのまま近所の散歩に出かける。なぜか、娘も一緒に。

家からすぐ側の中学校の敷地内から歩道に飛び出している木の枝を照らすと、直ぐに薄緑のカゲロウの仲間と、この辺りではよく見る小型のカタツムリ(この種類のカタツムリにしては大きいほうだった)と、この今回の投稿の主役の何かしらの幼虫が目に入ってきた。

その時写真に撮った幼虫の写真が以下のものである。

体長、1,5センチぐらい、食べていたのはアキニレの葉であった。

早速、帰宅後に、〝アキニレ、蛾の幼虫〝で検索するが、それらしき物がヒットせず、当初から少し怪しいと踏んでいたハバチの幼虫で検索すると、直ぐに、ニレチュウレンジというハバチの幼虫がヒットしてきた。

今回のこの写真の幼虫は、ニレチュウレンジの幼虫で間違いないと思う。

私の住む近隣には、今回も学校の敷地内であったり、アキニレが、公園や企業の敷地内に、また街路樹として植えられているのをよく見る。

今後は、少し意識を持って、アキニレの木も観察してみようと思った。

ヒタチマイマイ(稲敷市 旧桜川村)

昨日、消防関係のイベントで、旧桜川村の辺りに出向く事が有った。

お昼休みに、辺りを散策でもしてみようと、ふと近辺を歩いていると、木の種類は分からないがある木の根元付近の笹やツタに、下のカタツムリを発見。よく目を凝らすと、狭い範囲に数匹見つける事ができた。

この場所にいたカタツムリの平均殻径は、2,5センチといったところ。私が見かけるカタツムリとしては、大きいほうだと思う。

名前は、ヒタチマイマイで良いんじゃないかなと思う。樹上性のカタツムリとして知られる。因みに、ヒタチマイマイのヒタチの部分を解説すると、茨城県人には、馴染みのある単語だが、他の地域の人には?に思われる方も居るかもしれないので説明させて頂く。

現在の茨城県の辺りの古い呼び名が、常陸(日立……ヒタチ)なのである。自分なりに日立という言葉を解釈しているのは、太陽が昇ってくるのを見れる場所という意味である。

さて、本題に戻るが、このヒタチマイマイの特徴は、中大型の比較的扁平なカタツムリで、横の帯紋様とほぼ垂直に交わる火炎彩もしくは虎斑と呼ばれる特徴を持っているところである。

この上のような特徴や茨城で見つけた事実を重ね合わせた時に、やはりヒタチマイマイという種に断定して良いのかなと思う。

最後に、その場所に居たヒタチマイマイ数匹を、産卵させる目的で、持ち帰って飼ってみることにした。

私が子供の頃は、こうした大きめのカタツムリをよく見かけたものだが、最近はめっきり出会わなくなった気がする。理由は、如何に?

イシミカワ

1週間ぐらい前に、近所の小川の土手に、様々なツル植物が生えている事に気が付き、片っ端から写真に撮った日が有った。

そんな中の一枚が以下のものである。

ネットで調べたところ、イシミカワ(石膠)という名前である事が判明。

少し湿ったところに生える在来のツル性植物である。青い実に見える部分は、多肉化した萼であり、本当の痩果は、その内部に黒い色のものが存在するらしい。

ツタ茎には棘があり、タデ科の植物である事から、その特徴である托葉鞘という特徴を持っているのだが、この托葉鞘が一般的なイメージとは違い、上部が葉のように広がって見えるという面白い特徴を持っている植物である。

ちなみに、この小川の土手に見つけたツル性の植物には、他には、アレチウリマルバルコウマメアサガオホシアサガオ、が有った。