今の土地に引っ越してきた時、晴れの日が続き乾燥気味のある年のGWに、かなり直射を浴びる環境下に、初めてこの植物と出会った。
随分、陽射しを受けて乾燥した土壌に、私好みなスッキリ端正で可愛い黄色い花が咲いている事に興味を抱いたのであった。その黄色というよりはレモンイエローの花色も印象に残った。
それからは、毎年同じ辺りに生えて来るこの植物を目にしながら、少しづつ、この植物の習性が分かってきた。
どうも地下茎で増えている。また、花後は、所謂キク科の植物特有というか、綿毛で飛ばすタイプのタンポポみたいな種子をつける。けれど、タンポポのような地中深く伸びる根は持っていない……等である。
やがて、知らずのうちにジシバリ(イワニガナ)という名前も覚えてしまった。一昨年ぐらいからは、意識的なグランドカバーに使えないかと、庭の一画に一塊りを植えたが、毎年拡がって行き、今では半日陰を不思議に彩る空間になっている。
このイワニガナ(ジシバリ)は、イワニガナというだけあって、岩があるような乾燥した場所でも生えることが出来るという意味合いと、食べると苦い葉という意味合いが組み合わさって名前を成している。
実際に、葉がもう少し長くヘラ状のオオジシバリは、明らかに土壌水分が多い多湿な環境を好んでいるのが明白だが、こちらのイワニガナ(ジシバリ)の方は、私の家の立っている場所のような台地上の渇き気味の場所にも生えてくる。
今、少しはまっている植物である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2020年4月23日追記。
満開になってきた。その辺の雑草も捨て難い。
“イワニガナ (ジシバリ)” への1件の返信