クロボシツツハムシ

昨日、庭の清掃中に発見。

なんとなくテントウムシの仲間では無さそうな気がしたが、調べてみると、直ぐにハムシの仲間で、クロボシツツハムシという名前が判る。

ツツハムシの名前の由来は、二説あって、一つは単純に身体が筒状に見えるところ。確かにテントウムシと比べるとちょっと長い。もう一つの説は、幼虫が自らの糞で作った筒状の巣みたいな物の中で過ごして成長する習性から来ているとのことである。

ところで、このクロボシツツハムシの紋様は、一瞬ナナホシテントウに似ていると感じる方も多いと思うが、ナナホシテントウに擬態しているとのことである。擬態の目的は、本来ナナホシテントウは食べると苦い虫であり、他の捕食者達(類はどこまで及ぶんであろう)に食べられない利点を真似ようと獲得した結果とのことである。

ここで、私は、初めて、ナナホシテントウが苦かくて、あまり捕食されないという事実を知った。過去にうちの軒上にいた蜘蛛(ナガコガネグモだったと思われる)が、ナミテントウを食べてる瞬間を見た事があるが、やはり苦いのはナナホシテントウだけなのであろうか。

さて、長い年月の遺伝の過程で、こうした擬態のシステムが生まれるのは、パッと昆虫界では他にも例を多数見つけれるが、どれぐらいの期間で外見が進化するのであろうとの好奇心が湧く。

ひとりの人間の短い寿命の中では、もしくは数世代の連係した研究では、進化中に気付けていないだけで、進化中の動植物達っていっぱいいるんだろうなぁ。

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