近隣の水田地帯で見つける。石を退けたら、居た。
拡がった翅のせいで、一瞬、ケバエの仲間かサシガメの仲間か迷ったが、名前はビロウドサシガメらしい。
高速で逃げ惑うのでピンボケの写真しか撮れなかったが、以下に翅を閉じた際の写真も載せておく。
さて、このサシガメとの短い出会いの中で、このビロウドサシガメ……いや全てのサシガメ類に関して疑問が一つ湧いてきた。
果たして、飛翔できるのか?という疑問。
この時も、おそらく飛んで逃げようと翅を拡げたが、終始飛ぶ事はせず、地表を逃げ回っていた。
翅がそもそも短翅型の種や成長過程で翅が短い間は、飛べない可能性もあるが、今回のビロウドサシガメは、使えそうな翅は持っていたが、機能はしなかった。
じゃあ、サシガメ類って飛べないのと思いたくもなるが、先日、庭で赤色が鮮やかなアカシマサシガメかアカサシガメと思われる昆虫を発見し、写真を撮ろうと近寄った時には、この時は見事に飛んで逃げられたのを覚えている。