オオウンモンクチバ 成虫

数日前に、近隣の草叢で見かけた。

大きめの蛾だったので、なんとか写真に撮ろうと、追いかけては数メートル逃げられる、追いかけては数メートル逃げられるの繰り返しをした結果、最後にやっとまともな写真を撮ることが出来た。

写真だと伝わらないと思うが、前翅長で25ミリぐらい有り、大きめと感じれる蛾であった。

現場での目視で、雲紋のようなものは、うっすらと確認出来ていたが、そうすると、これが、ウンモンクチバなのかニセウンモンクチバなのか、オオウンモンクチバなのか、という事になる。

そして、自分なりに、ネット上で得た知識や、フィールドで出会った時の印象を混ぜ合わせて行くことにより、上の写真の個体は、オオウンモンクチバであると断定した。

断定の決めては、以下に記しておく。

✴️ 同じ日に、また過去に色合いの違う雲紋のある蛾を目撃しているが、上の写真の個体は、それらより大きい。

✴️ ネット上でオオウンモンクチバとして紹介されているものは、ウンモンクチバやニセウンモンクチバとして紹介されているものより、赤茶色っぽい部分が目立つ。

✴️ 翅の上部にある斜めラインが、オオウンモンクチバは直線的であり、縁取りがハッキリ見て取れる気がする。

✴️触角が細い気がする。意外なことだが、体長の小さいウンモンクチバやニセウンモンクチバの方が、少し太い触角を持っている気がする。

ざっと以上のような点から、上の写真の個体をオオウンモンクチバとしたが、今後、フィールドで、この3種に出会えば出会うほど、3種の微妙な違いに気づいて行けるようになると感じ、少し見分けに自信が付いてきた自分が居る。

最後に、このオオウンモンクチバの幼虫の食草は、マメ科の植物という事である。数回のチェイスの結果、上の写真の個体が止まっているのも、マメ科のクズのように、私には見える。

“オオウンモンクチバ 成虫” への2件の返信

コメントを残す