ヤブニンジン

最近、近隣の雑木林で、この白い小花を咲かせる植物を見かける。

名前は、ヤブニンジン。もう10年近く、その辺りに生えているのは知っている。

一応、食べることが出来て、根は薬草として使われたりもするようである。

と、この投稿を締め括ろうと考えていたのだが、ふと過去のこの辺りのイメージが急に浮かび上がってきた。

それは、もっと人参ぽい鋸歯の細かい葉の植物も、同じ場所で見た事があるよなという事である。

そして、ネット上の写真も、ヤブニンジンの葉の写真として、ヨモギみたいな葉と一般的な人参みたいな鋸歯の細かい葉の写真が、2通り存在する事に気が付いた。

ここで仮説なのだが、上の写真のものが、段々と鋸歯の細かい一般的な人参っぽい葉に変わって行くのであろうか?

それとも、過去のイメージは、細かい鋸歯の似たような植物のヤブジラミやセリと見間違えていたのであろうか?この場合、場所的に水辺を好むセリは生えない一帯だと思うが。

うーん。上の写真の葉が、どう変化して行くのかを見守る宿題が出来てしまった。

ワモンノメイガ 成虫

このワモンノメイガという蛾は、比較的秋遅くまで、結構普通に見かけることのできる蛾かもしれない。

これまでも、何枚も写真に撮ってきているが、どうもピントが合わなかったり、特徴であるワモン(輪紋)が、ハッキリ現れていなかったりで、投稿に使えそうな写真が撮れていなかった。

が、今回は、まぁまぁの写真が撮れた気がするので、投稿してみる。

名前は、ワモンノメイガ。大きさは、前翅長で15ミリぐらいの蛾であるが、今回の個体は、もう少し大きかった気がする。

ツトガ科のノメイガ亜科に所属する蛾であるが、ノメイガ亜科の中では、この比較的ほっそりとしたフォルムは、異色なのではないだろうか?

今回、このワモンノメイガの写真を撮った場所は、広い雑木林内であったが、大概は開けた運動場の脇や河川敷等で見かける気がする。

ここで、このワモンノメイガの幼虫が何を食べて育って来ているのかという疑問が生まれるが、これだけ普通に見られる蛾であるのに、情報は錯綜している感がある。イネ科の植物だったり、アブラナ科のほうれん草や小松菜の害虫になったり、シロツメクサで育つ等、統一感を持って整理された情報には、あまり出会わない気がする。

 おそらく、この3パターンの全てがオッケーなんじゃないかなとも予想するが、昆虫の世界では、身近に見られる昆虫でも、案外知られていない事が多いのは実際である。

アトボシハムシ

このとても小さなハムシは、最近近隣の雑木林内で見かけた。

大きさは、5ミリなかったのではと思う。ハムシの中でも小さい方だと感じた。

名前は、アトボシハムシ。上翅の紋は、三つのものもあれば、写真の個体のような二つのものもいれば、無紋のものもいるらしい。

食草は、カラスウリやアマチャヅルという事だが、このハムシがいた雑木林は、アマチャヅルがとてもお多い雑木林である。