最近、近隣で、この凄く小さなゾウムシを見つけた。
大きさは、図鑑的には、3,5ミリから4,5ミリ。私が見た個体も、それぐらいだったんだと思う。
そっくりで微妙に大きな種にカシワクチブトゾウムシという種もいるが、そちらが集まる樹木にクリやコナラといったブナ科の落葉広葉樹達があった。しかし、私が見つけた場所は、かなり人工的な少し隔離された場所で、そのような樹木は近くには無い場所であった。
逆に、大きなシラカシのエッジの近くで見つけたのだが、このコカシワクチブトゾウムシをスダジイで採取したというネット記事があった。こうなってくると、スダジイもシラカシも、似たような常緑広葉樹であることから、上の種をコカシワクチブトゾウムシと思いたくもなる。
それと、ネット上の写真を、カシワクチブトゾウムシとコカシワクチブトゾウムシを見比べると、コカシワクチブトゾウムシの方が赤味が出ている気がする。現場での、本種の私の印象の一つに、赤茶色っぽい体色だなというのがあったので、本種は、コカシワクチブトゾウムシの方だと同定したい気がする。