セスジナミシャク  成虫 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾である。

蛾の図鑑等でよく目にしていた蛾であったので、実際に出会えて少し心が踊りながらの撮影であった。良い写真が撮れる前に、逃げない事を祈るだけであった。

大きさは、前翅長で15ミリちょっとぐらいであったのではなかろうか。名前はセスジナミシャク。

幼虫の食草は、アケビであろうがミツバアケビであろうが、要はアケビ。アケビなら、近所の林縁にいくらでも生えている。

この蛾の派手な紋様とその位置の意味に関して、ネット上で面白い記事を読んだ。敵の攻撃を急所から遠ざける効果に繋がっているとのことである。ただ、きっと他の効果もあるような予感はする。

ところで、近隣の里山には、アケビの類は無数に自生ししている。しかし、アケビを利用する蛾の幼虫は多そうだが、近隣のアケビの葉が食害されているのに出会った記憶がない。まぁ、実際のところは、気が付いていないだけで、本種のようなアケビ育ちの蛾に利用されてきているのは、今回のセスジナミシャクとの出会いで証明された。

ナガヒョウタンゴミムシ

最近、近隣で、この甲虫に出会った。

直ぐに、ヒョウタンゴミムシの仲間であることは分かった。オサムシ科にも色々な甲虫が居るが、このヒョウタンゴミムシの仲間には、近隣で、あまり出会えていなかった。

ゆえに、出会えた事が嬉しくて、大きさを目測するのをすっかり忘れたが、2センチはなかったのではと思い返す。

調べたところ、ナガヒョウタンゴミムシとホソヒョウタンゴミムシの2種が候補に上がったが、両者はとても似ているらしく、違いとしては、中脚の脛節の先の方の外側の棘の数が一つなのがナガヒョウタンゴミムシであり、二つなのが、ホソヒョウタンゴミムシということである。

後からそんな事を言われても、確認する前にリリースしてしまっているし、そんな細かいところが、写真にも写っているわけないと思っていたのだが、写真を確認したところ、辛うじて、上の写真で、その中脚の脛節の棘の数を確認できる気がする。

そして、どうも一本に見えるのである。この事から、今回見つけたヒョウタンゴミムシは、ナガヒョウタンゴミムシと思いたいのだが、正解なんであろうか?

さて、このヒョウタンゴミムシは、子供の時にも出会った事がある。クワガタの仲間なのか否か、答えを出せなかったような記憶がある。

ただ、現実のところ、クワガタの仲間とは違い、肉食性の昆虫である。そして、興味深いのは、危険を感じた時に擬死の習性を持っているところである。

今回、フィールドで見つけ、写真に撮ろうと、別の場所に移動させた際に、思いっきり擬死の習性を見せてくれた。一体、何分間(実際は20秒ぐらいかな)死んだふりを続けるんだろうと、凄く好奇心をくすぐってくれた。

ちなみに、小さ目のヒョウタンゴミムシの仲間は、この擬死行動はしないとのことである。

ハスオビエダシャク 成虫

ちょうど10日前の晩に、家の外灯下に来ていた蛾の名前が分かったので、投稿する事にする。

名前は、ハスオビエダシャク。年1回、3月から4月に発生する蛾である。

幼虫の食草は、ブナ科、カバノキ科、ヤマグルマ科、ミズキ科、ツバキ科、トチノキ科………要は、結構何でもオッケーということだね。

大きさの方は、開張サイズで4〜5センチ弱ぐらいの蛾である。私が見たものも、4センチちょっとぐらいだったと思い出す。

上の写真の個体は、触角がクシ髭状なので、雄ということも分かる。