ウスチャコガネ

最近、このコガネムシの一種に遭遇した。

1匹というだけではなく、低空を無数に飛び回っていた。

最初は、芝生の上を飛び回る黒い大群は、ハエだと思っていた。所々、地上で塊になっているので、何に集っているのかと確認しようとしゃがんだところ、ハエではなくコガネムシの仲間だと分かった。

大きさ、1センチぐらい。調べると、直ぐにウスチャコガネという種だと分かった。

幼虫は、草の根を食べて成長するとの事だが、この場所に関しては、芝の根を食べて成虫まで至って来たのは明らかである。そして、芝上に所々、このウスチャコガネが団子になって集まっている箇所があったが、それはよく見ると、雌に群がる雄達といった光景なんだと解釈したい。

ところで、このウスチャコガネを、ざっと眺めていて気が付いた事は、コガネムシの仲間の一部に有りがちな個体変異が多い種には感じなかった。何百匹ものウスチャコガネは、ぱっと見、どれも殆ど同じような色彩であった。

最後に、数日前に雨が降り、気温がグンと上昇したその日、ちょうど条件が重なり、ウスチャコガネの発生の日に出くわしたのかは、その後、その場を訪れていないので何とも言えないが、結構ショッキングで少し異様な光景であった。

我家の芝生エリアで同じ光景を見たら、どうしよう?みたいに、ちょっと頭を捻るレベルの発生であった気がする。

フタボシヒメハマキ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾である。

全長で8ミリぐらいの小さな蛾であった。種名を割り出すのに手こずりそうな予感はしたが、思いの外、アッサリとフタボシヒメハマキと種名が判明した。

幼虫の食草は、ネット上では、バラ科のアンズ、カスミザクラ、アズキナシといったいった並びをよく見たが、近隣にアンズはあっても、カスミザクラやアズキナシは、あるのであろうか?

という事で、おそらく、バラ科のサクラの園芸品種や豊後梅等の梅類でも、幼虫は育ってくるのかなとも推測したい。

マエベニノメイガ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾である。

濃いピンク色が目立つ蛾で、初めて見る蛾であるなと直ぐに分かった。

大きさは、前翅長で1センチちょっとぐらいのこじんまりとした蛾であった。

名前は、マエベニノメイガ。下の翅を後翅と言うので、上の翅が前翅で、その前翅が紅色というところから前紅………マエベニノメイガという名前が付いたとおもわれる。

幼虫の食草は、クマヅラ科のオオムラサキシキブやムラサキシキブとの事である。

近隣の里山に野生種のムラサキシキブは、結構生えている。