マミジロハエトリ 雌

最近、近隣で、このハエトリグモを見かけたのだが、大きなハエトリグモだなというのが第一印象であった。

大きさは、1センチ弱ぐらいあったような印象を持った。実際は、8ミリぐらいなんだと思う。

そして、この大きさから、直ぐに種に辿り着けると思ったのだが、これが、なかなか手こずった。

結局、マミジロハエトリの雌だと知ったのだが、マミジロハエトリ自体は、近隣近所で、本当によく見かけるハエトリグモである。マミジロの所以は、頭部が白い眉のように一直線に見えるところから来ているのだが、上の写真の個体にそれは見て取れない。

要は、雄にはマミジロハエトリの名前はしっくり来るが、雌には当てはまらない気がする。また、大きさも紋様も、雄と雌で随分違いがあるなと感じた。

よく見かけるハエトリグモなので、雌の良い写真が撮れたら、写真をアップロードしようと思う。

ハエトリグモに関して、良い知識が増えた貴重なる1日となった。

ムラサキサギゴケ

今まで、いまいちトキワハゼとムラサキサギゴケの違いが分からないでいたが、最近、近隣で明らかにランナーを伸ばしている状態の株に多数出会す事があった。

そして、この状態を確認した事により、本種がムラサキサギゴケというのかと確証する事が出来た。

この一年草の特徴として、私が気が付いたことを主観で以下に書き上げておく。

✳️ムラサキサギゴケの方が、背丈も幅も立派に育っている気がする。トキワハゼという植物は、一株一株が随分貧相な小さな株だなというのが、私の印象である。

✳️ムラサキサギゴケと言うぐらいで、本種の方がトキワハゼより花色に紫の部分が多い。

✳️これは、私が確認している情報ではないが、ムラサキサギゴケの花は、春にしか咲かないらしい。一方、トキワハゼの花は、冬以外は咲いているのを、私は確認している。

以上のような事を書きながら、昨年、トキワハゼとして投稿した際に使った写真が、ムラサキサギゴケだろと気がついたので、近々、訂正したいと思う。

ちなみに、ムラサキサギゴケ、トキワハゼと来ると、もう一種、ツタバウンランという植物もも、科は違うがセットにして言及される事が多い種が存在するが、こちらは葉や茎の姿形から、間違いそうな気はしない。

ムネアカナガタマムシ

最近、近隣で、この昆虫を見つけていた。

最初のうちは、エノキの奥の方の葉の上に、胸の赤いハバチが止まっていると認識していた。

しかし、写真を撮ろうと手を伸ばしスマホを近づけると、飛ばずに地面に向かって自然落下するという逃避行動を取ったので、これはハバチの仲間ではなかったなと思った。

薮の地面に紛れ込んで、もはや、その昆虫の確認は不可能と諦めかけた瞬間、私の目には、その昆虫が少し下の葉の上に落下していることに気が付いた。運良く葉の上に落ちたのか、少し飛翔能力を使ったのか、それとも別の個体がそこに居たのかは、分からないが、今度は逃げられないように、手で捕まえてみた。

大きさは、8ミリぐらい。手に取って確認した時点で、小さいけどタマムシの仲間である事は、直ぐに分かった。

そして、エノキをホストにしている種として、ムネアカナガタマムシという種だと判明した。

一応、ケヤキナガタマムシという種類が類似種として存在するるらしいが、上翅の後端の形状で見分けれるようである。

一般の人の感覚では、タマムシと言えば、綺麗な光沢のヤマトタマムシを想像すると思うが、自然下には、こうした小さなタマムシ達も、結構生息しているのである。