ムラサキサギゴケ

今まで、いまいちトキワハゼとムラサキサギゴケの違いが分からないでいたが、最近、近隣で明らかにランナーを伸ばしている状態の株に多数出会す事があった。

そして、この状態を確認した事により、本種がムラサキサギゴケというのかと確証する事が出来た。

この一年草の特徴として、私が気が付いたことを主観で以下に書き上げておく。

✳️ムラサキサギゴケの方が、背丈も幅も立派に育っている気がする。トキワハゼという植物は、一株一株が随分貧相な小さな株だなというのが、私の印象である。

✳️ムラサキサギゴケと言うぐらいで、本種の方がトキワハゼより花色に紫の部分が多い。

✳️これは、私が確認している情報ではないが、ムラサキサギゴケの花は、春にしか咲かないらしい。一方、トキワハゼの花は、冬以外は咲いているのを、私は確認している。

以上のような事を書きながら、昨年、トキワハゼとして投稿した際に使った写真が、ムラサキサギゴケだろと気がついたので、近々、訂正したいと思う。

ちなみに、ムラサキサギゴケ、トキワハゼと来ると、もう一種、ツタバウンランという植物もも、科は違うがセットにして言及される事が多い種が存在するが、こちらは葉や茎の姿形から、間違いそうな気はしない。

ムネアカナガタマムシ

最近、近隣で、この昆虫を見つけていた。

最初のうちは、エノキの奥の方の葉の上に、胸の赤いハバチが止まっていると認識していた。

しかし、写真を撮ろうと手を伸ばしスマホを近づけると、飛ばずに地面に向かって自然落下するという逃避行動を取ったので、これはハバチの仲間ではなかったなと思った。

薮の地面に紛れ込んで、もはや、その昆虫の確認は不可能と諦めかけた瞬間、私の目には、その昆虫が少し下の葉の上に落下していることに気が付いた。運良く葉の上に落ちたのか、少し飛翔能力を使ったのか、それとも別の個体がそこに居たのかは、分からないが、今度は逃げられないように、手で捕まえてみた。

大きさは、8ミリぐらい。手に取って確認した時点で、小さいけどタマムシの仲間である事は、直ぐに分かった。

そして、エノキをホストにしている種として、ムネアカナガタマムシという種だと判明した。

一応、ケヤキナガタマムシという種類が類似種として存在するるらしいが、上翅の後端の形状で見分けれるようである。

一般の人の感覚では、タマムシと言えば、綺麗な光沢のヤマトタマムシを想像すると思うが、自然下には、こうした小さなタマムシ達も、結構生息しているのである。

ヒラズネヒゲボソゾウムシ

最近、我家の外灯下に来ていた小さなゾウムシである。

大きさは、7ミリぐらいだったと思う。似た種類が幾つか存在するらしいが、私は、上の写真の個体を普通種であるヒラズネヒゲボソゾウムシと同定したが、正しいのであろうか?

ヒラズネヒゲボソゾウムシは、針葉樹の新芽を食害するジウムシとの事である。

また、体表の色彩は、個体差が激しい種のようであるが、私の見た個体は、光を当てると結構な金属光沢があった。そんな明るくない場所では、白いうぶ毛の生えた緑色みたいな色彩だった。