ソトジロコブガ? 成虫

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

ヤガ科のコヤガの仲間かなと思い、調べ始めたが、適当な種に行き当たらず、コブガ科を当たったら、それらしき種に行き着いた。

大きさは、前翅長で8ミリぐらい。ソトジロコブガという種である可能性が有力である。似た種に、ウスアオモンコブガ(幼虫の食草:アラカシ)という種がいるが、上の写真の個体は、ソトジロコブガなのではと思う。ソトジロコブガの幼虫の食草は、知られていない。

根拠の一つには、雄の触角の形状も参考になるかと思われる。分かりづらいが、上の写真でも微かに触覚が櫛髭状になっているのが見て取れる。そして、ネット上のソトジロコブガの写真には、櫛髭状の触覚を持った個体の写真も多数上がっている。一方で、ウスアオモンコブガの写真の中に、櫛髭状況の触角を持つ個体の写真は見つけられない。(たまたまかもしれないが…)

ところで、このソトジロコブガもウスアオモンコブガも、南方系の蛾であり、台湾や南西諸島、本州は関東以西が生息域の蛾のはずである。

近年の温暖化で、日本列島を北上中の昆虫のひとつと言えるであろう。

コメントを残す