ホソバネキンウワバ? 成虫

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

大きさは、前翅長18ミリぐらいだったのではなかろうか。とにかく、頭部にヒサシのようなもののある不思議な姿であるが、私が写した個体は極端な部類であって、ヤガ科キンウワバガ亜科のキンウワバの仲間である事は突き止めた。

そして、似た種に、ミツモンキンウワバ、イチジクキンウワバ、そして一応本種、ホソバネキンウワバがいるところまで絞った。

しかし、昨今のネット情報にありがちな事だが、この似た3種の情報や写真がグチャグチャに混乱していて、正解を導き出す事が難しい状態だと感じ取った。

一応、3種とも、幼虫の食草は似ていて、ダイズやニンジンやゴボウ等、似通っている。

そして、ミツモンキンウワバの方は、黒紫っぽい色合いで、イチジクキンウワバと紹介されている蛾達には褐色の要素が入っているものが多かった気がする。この点から、私は、上の写真の個体をミツモンキンウワバ?と紹介したかったが、ホソバネキンウワバというネット上で情報の少ない種でありながら近似種の存在を知り、タイトルには、ホソバネキンウワバ?を選んだ。

理由があるとしたら、この蛾の写真を見返していた時に芽生えた第一印象は、頭部の形もあるが、上翅の細さであった。こんなにスッキリしたシャープなラインの上翅を持つっている蛾という事から、シャチホコガ科やスズメガ科の路線を真っ先に見当した次第である。実際は、ヤガ科キンウワバガ亜科の蛾であったのだが。

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