モンシロクロノメイガ 成虫 Syllepte segnalis (Leech, 1889) 2

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。過去にも、一回投稿しているが、今回はアップの写真が撮れたので、再投稿している。

大きさは、前翅長11ミリぐらいだったであろうか。

種名は、モンシロクロノメイガ。

幼虫の食草は、知られていないようである。この蛾の生息分布は、国内は、北海道以南九州近海まで。海外は、ロシア沿海州にもいるようなので、それを考えると報告が上がっている韓国以外に北朝鮮含む朝鮮半島にはいるものと思われる。

似た雰囲気の蛾にモンキクロノメイガがいるが、モンキクロノメイガの方が少し大きい気がする。

キシタバ 成虫 Catocala patala (Felder & Rogenhofer, 1874.)2

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長35ミリぐらい。

最初、この蛾を下から眺めている時点では、大きさからスズメガの仲間だと思っていた。しかし、実際、写真を撮ろうと脚立に上り近くで見ると、「あぁ、ヤガ科シタバガ亜科の蛾だな。」と分かった。

同時に、随分大きなカトカラ(シタバガ亜科の学名)だなと思い、自分が出会ったカトカラの蛾だとシロシタバという蛾が大きかったなと思ったが、シロシタバではないと直ぐに分かった。

では、シタバガ亜科の何という蛾かと言うと、キシタバだと思う。キシタバは、3年前の蛾のことなんか殆ど分かってなかった頃にも投稿しているが、その時にも、やはり大きい蛾だとの感想を述べている。ちなみに、3年前にキシタバの写真を撮った雑木林に、最近も出向いていたが、フシキキシタバという少し小型のキシタバしか出会えなかった。

我家の外灯下には、基本的にシタバガ亜科の蛾達は、殆ど現れないので、今回は少し嬉しい出会いであった。

さて、幼虫の食草は、マメ科のフジやブナ科のコナラやクヌギ等のようである。キシタバの生息分布は、国内は、本州以南、九州、四国、対馬辺りまで。海外は、韓国からの生息報告が上がっている。

最後に、違う角度からのキシタバの写真をもう一枚。

ヤマトニジュウシトリバ? 成虫 Alucita japonica (Matsumura, 1931) 2

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長7ミリぐらいだったと思う。

撮った写真で見ると、ゴールドに見えるが、肉眼で見ていた時は、グレー色の強い蛾に見えていた。

そして、我家の外灯下で時々出会うマダラニジュウシトリバ(旧名:ニジュウシトリバ)とは、一瞬で違うと感じた。違う点は、後翅の産毛の部分にハッキリした紋様がないことと、写真では分からないが、色合いが灰色っぽいところである。

この点を注目点に調べていくと、ヤマトニジュウシトリバという蛾なのではないかと思っている。

このヤマトニジュウシトリバの生息分布は、国内は、北海道から九州近海まで。海外は、学名にjaponicaと付いている事と関係あるのか、ちょっと簡単には、生息の情報を見つけられなかった。

幼虫の食草は、知られていないとのことである。

ちなみに、同じ日に我家の外灯下に来ていたヤマトニジュウシトリバの画像を以下に貼り付けておく。