昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。
大きさは、前翅長8ミリぐらいだった。
種名は、ウスバフタホシコケガ。
昨年のほぼ同じ時期の8月5日に投稿済みであるが、今回の方が、細部も分かるような大きな写真が撮れたので、再投稿している。このウスバフタホシコケガに限らず、同所に毎年現れる蛾は、殆ど毎年、ほぼ正確に同じ時期に現れている気がする。
さて、幼虫の食草は、地衣類。
生息分布の方は、国内が、本州以南……九州近海まで。海外の分布は、少し興味をそそられる分布になっている。台湾には濃くいることは普通に起こりうるとして、中国南部沿岸部……そして、タイ、ミャンマー、バングラデシュ、スリランカ、インド南部から生息報告が上がっている。ここから分かるのは、やはり暑い地域の蛾であり、日本の本州辺りが北限の蛾なのではないだろうかということである。
そういった意味では、地球温暖化が叫ばれる昨今なので、日本でも何処まで北上し続けているか気にしてみるのも面白い蛾かもしれないと思った。