先ほど、我家の外灯下に来ていたサシガメの一種である。
大きさは、体長8ミリぐらい。
一目見て、初めて見るサシガメだと分かり、心の中で小躍りしながら写真に撮った。
調べてみたところ、ウデワユミアシサシガメという種と判明。
確かに、各脚の腿節の脛節側に黒い輪っかが見て取れるのと、上の写真が分かりやすいが、前脚の脛節が弓のように湾曲している。この辺が、種名の由来なのは明白である。
習性としては、湿地のイネ科やカヤツリグサ科の植物の根際にいて、ヨコバイ類を捕食しているとの紹介を読んだ。確かに、本日は、大小各種ヨコバイの仲間が、我家の外灯下には結構訪れている。何かが増えれば、それを捕食する生物が現れる。これこそ、ありのままの生態系なのだが、そんな生態系を自分勝手に壊しまくるのが、人間である。
学名の登録年が、1988年と新しい事からも、そんなにネット上に情報が出回っていないサシガメを見つけることが出来たのが、素直に嬉しい。
国内での生息分布は未知だが、本州には北から南まで分布しているようである。都道府県が独自に定めるレッドデータでは、島根県と神奈川県が調査中(情報不足)として、注視しているとのことである。海外の生息分布は、まだ未知なる部分が多いが、韓国には生息している模様。