ヒメオビオオキノコ Episcapha fortunei fortunei (Crotch, 1873)

昨晩、我家の外灯下に来ていた甲虫の一つである。

大きさは、体長9ミリちょっと。

一瞬、ヨツボシモンシデムシ……それともケシキスイかと思いそうになったが、少し見ると、それらとは明らかに違う気がした。そして、調べたところ、オオキノコムシ科のヒメオビオオキノコと判明した次第である。

それにしても、昆虫の面白いところは、科を超えて、紋様が似ている種が存在するところである。この二列のオレンジのラインの特徴は、前出のシデムシ科モンシデムシ亜科のヨツボシモンシデムシ、ケシキスイ科のヨツボシケシキスイ等も、ちょっと似た雰囲気だし、まだ、他にも科を超えて、似た雰囲気の種もいるはずである。……どれかの重要種に擬態している気もするが、他の理由もあるかもしれなく、現段階では、この理由を私は知らない。

さて、この初めて出会ったキノコムシの生態を少し書くと、カワラタケのような硬いキノコを食べるようである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……奄美大島辺りまで生息しているようである。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。

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