クロシタキヨトウ 成虫 Mythimna placida (Butler, 1878)

先週の水曜日、木曜日と連続して気温30度超えの真夏日となった。そして、この写真を撮った先週の金曜日は、雨も降った。

基本的に、気温が高いほど、昆虫達の活動は活発になり、雨等のキッカケになるような条件が揃えば、昆虫達の羽化の集中も感じられると期待はしていたが、以下の蛾が、沢山、外灯下には集まってきた。

大きさは、前翅長20ミリ弱ぐらいであったであろうか。

後翅(下翅)が黒いのが見て取れるが、この特徴をピタリと種名は捉えていて、クロシタキヨトウという蛾である。一応、2年前の8月にも投稿済みの種であるが、その時は、下翅の色がハッキリと見えている写真が使われているわけではないので、今回、再投稿してみた。

幼虫の食草は、突き止められていないとの事らしいが、我家の外灯を目指して遠くからはるばる大挙で押し寄せて来ているわけではないと思うので、我家の敷地内の何かしらの植物を食べている可能性が強いと推測したい。

このクロシタキヨトウの生息分布は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外の生息分布は、千島列島のユジノ・クリリスクからの報告が上がっているようである。明らかに北方系の匂いを感じる蛾である。

以下に、何枚かクロシタキヨトウの写真をアップしておく。

もう一枚。

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