ジョウカイボン

昨年までの私なら、絶対この手の昆虫はカミキリムシと断言していた。なぜなら、カミキリムシにとても似てるけと少し遠縁の科のジョウカイボンなる昆虫達の存在を知らなかったからである。

約1年前にブログを始めたときも、普通種のジョウカイボンを、チチブニセリンゴカミキリと誤って同定して投稿した思い出がある。

ただ、1年という期間は、自然とそれなりに知識を身に付けさせてくれるものだ。

春先の早い時期から活動を始めているカミキリムシみたいに見えるものは、ジョウカイボン科の昆虫の可能性がある事を学ぶ事が出来た。

さて、前置きが長くなったが、私がカミキリの仲間に勘違いしていた昆虫のひとつが以下の昆虫である。

名前は、ジョウカイボン。カミキリの仲間が、カブトムシ亜目ハムシ上科に属するのに対して、ジョウカイボンの仲間は、同じカブトムシ亜目ホタル上科に属する。

特徴としては、カミキリムシを掴んだりすると固い実感があるが、このジョウカイボンの仲間は、掴んだ感触がフニャクシャみたいに柔らかいらしい。今のところ意識して掴んだ事はないので、私個人の感想は言えない。

そして、何となく個人的にジョウカイボンの仲間を見ていて感じ始めた事があるとしたら、同じような外見のカミキリムシの仲間より早い時期に活動しているという事である。今年、私が自然界で出会っているカミキリムシは、キクスイカミキリと、昨日庭でベニカミキリに出会ったぐらいである。

あと、もうひとつ気が付いた点は、我が家の庭で見られるジョウカイボンの仲間(ジョウカイボンとセボシジョウカイ)は、かなり灯火に寄って来る。果たして、カミキリムシの仲間って、こんなに灯火に寄って来たか?という感じである。

ただ、ジョウカイボンの仲間を紹介するページを色々とネットで拝見させて頂く中で、生態に触れられている投稿は少なかった。

一体、どんな幼虫なのであろうかとか、どんな1年のライフサイクルを送っているのであろうかとか興味が湧いて来た。

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