ハガタキスジアオシャク? 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

光量が少ない場所に止まってしまったので、どうしてもピントが合った写真が撮れなかった。

大きさは、この手のアオシャク亜科の蛾の中では小さい方だと感じた。平均サイズ開張で26ミリ以上はある蛾との事だが、そんなにあったかなぁと、正直記憶を辿る自分が居る。

似たような雰囲気のアオシャク亜科の蛾は、過去に我家の外灯下に複数種が訪れ、投稿済みであるので、既投稿の可能性を確認したが、本種は未投稿であった。

よって、投稿した感じであるが、ベースの色合いはハガタキスジアオシャクのものであり、私の写真でも見て取れる外横線のガタガタギザギザしているところもハガタの名の所以であり当てはまると思う。

あとは、写真には上手く映らなかったが、現場での目視では、所謂マエキの部分が薄黄茶色っぽいなとは、種名を調べる前に感じていた事である。ハガタキスジアオシャクのキスジに繋がらないとも言えないと思う。

よって、少し自信が持てないのも認めるが、上の写真の個体をハガタキスジアオシャクとして投稿させて頂いた。

幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギとの事である。

ナガサキヒメシャク? 成虫 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、大きめのヒメシャク亜科の蛾達ぐらいだったので、開張で25ミリぐらいだったと思う。

それにしても、ヒメシャクの仲間にしては、見たことのないような薄汚い灰色の蛾だなとの印象を持った。

白色ベースのヒメシャク達だと、種を見分けるのが困難を極める世界だが、灰色ベースのヒメシャクは、意外に少なく、ハイイロヒメシャク、ミスジハイイロヒメシャク、ナガサキヒメシャクが知名度を持っているぐらいであった。

そして、一番似ているのが、ナガサキヒメシャクとなった次第である。このナガサキヒメシャクという蛾は、本来は、日本のもっと南西にいる蛾らしいが、少しづつ北上している可能性は秘めていると思われる。温暖化の影響なのか、元々は暖かい地方でしか生息できなかった昆虫達の北上を、明らかに実体験で感じている昨今、大いにあり得る流れである。

ちなみに、私が上の写真の蛾の特徴として見抜いたのは、触角の付け根や上翅前縁に黄色い色素が見て取れる点である。同じような大きさで白ベースのマエキヒメシャクと同じ特徴である。ネット上に情報や画像は少ないが、ナガサキヒメシャクの画像では、この薄黄色い箇所がある特徴を見て取れる写真が多い。

幼虫の食草は、まだ知られていないようである。

上の写真の個体が、ナガサキヒメシャクではないと気がついた際には、訂正しようと思っている。

オオシラホシアツバ 成虫

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

蜘蛛の巣にかかっているためか、翅を全開にした状態であったが、その姿は、結構大きめな蛾に映った。

開張サイズで裕に5センチはありそうであった。そして、大きなくの字状の白紋と嘴が後方へと反り返っている特徴……ヤガ科クルマアツバ亜科の蛾達を当たり始めたが、直ぐにオオシラホシアツバという種と合致した。

幼虫の食草は、ブナ科のクヌギとの事である。

写真を撮り終えた後に、触れてみると、ビックリしたのか、蜘蛛の巣なんか何の園で飛び去っていった。