昨晩、我家の敷地内にいたトンボである。止まっていた場所が悪く、ピンボケの写真しか撮れなかったが、鮮明な写真が撮れたら、差し替えようと思う。
体長は、5センチほどのトンボらしい。自分で見つけて写真を撮っていながら、体長等を測るのは忘れていた。
名前は、ウスバキトンボ。近縁種のキトンボやオオキトンボは、環境省のレッドデータにも登録されるようなレア種であるが、このウスバキトンボは、ごくごく一般的なトンボのようである。
但し、熱帯から温帯のトンボらしく、マイナス4℃以下では、幼虫のヤゴ等は生育出来ないとの事である。という事で、我家の敷地内で休息していたこのウスバキトンボも、ヤゴで越冬して誕生して来た個体ではない。
日本国内の南の地域で、いやいや、もしかすると東南アジア他の南方の国で誕生した個体群が、北へ移動しながらは産卵羽化(約1ヶ月周期)を繰り返し、我家の辺りまでは北上して来たんだと思う。
そして、このトンボの特徴として、身体が華奢で軽く風に乗りやすい特徴(?)からか、かなりの長距離の移動が出来るらしく、世界中に拡がっているトンボとの事である。
日本では、お盆の頃に各地で一番目に付くのか、盆トンボや精霊トンボの別名がある。
昆虫を意識して2年ちょっと。少しづつだけど、トンボの違いが分かるようになって来た気がする。