ニジュウシトリバ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

個人的に、実際は、どんな出立ちなんであろうと興味があったので、出会えて嬉しかった。

大きさは、前翅長で8ミリぐらい。種名は、ニジュウシトリバだと思う。

ここで、この蛾の種名のトリバは、なんとなく意味が分かるのだが、ニジュウシの方の意味が連想出来ないでいた。しかし、ネット上の情報でニジュウシの意味が理解出来た。ニジュウシは、二十四であり、これは、この蛾の前翅と後翅にそれぞれある6本の枝骨みたいな部位の合計数を意味している。

幼虫の食草は、スイカズラ科スイカズラ。スイカズラは、我家の敷地内にも人知れず生えて来るし、近隣近所に普通に生えている蔦植物である。

ベニシマコヤガ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、ハッキリ覚えていて、目測で前翅長8ミリと言ったところであった。

一見シャクガのような止まり方と、触角の出方と頭部の形から、ヤガ科のコヤガの仲間であろうとの予測は立ったが、調べたところ、やはりベニコヤガ亜科に属するベニシマコヤガという蛾であることが分かった。

幼虫の食草は、地衣類(苔)とのことである。

ウスバキトンボ

昨晩、我家の敷地内にいたトンボである。止まっていた場所が悪く、ピンボケの写真しか撮れなかったが、鮮明な写真が撮れたら、差し替えようと思う。

体長は、5センチほどのトンボらしい。自分で見つけて写真を撮っていながら、体長等を測るのは忘れていた。

名前は、ウスバキトンボ。近縁種のキトンボやオオキトンボは、環境省のレッドデータにも登録されるようなレア種であるが、このウスバキトンボは、ごくごく一般的なトンボのようである。

但し、熱帯から温帯のトンボらしく、マイナス4℃以下では、幼虫のヤゴ等は生育出来ないとの事である。という事で、我家の敷地内で休息していたこのウスバキトンボも、ヤゴで越冬して誕生して来た個体ではない。

日本国内の南の地域で、いやいや、もしかすると東南アジア他の南方の国で誕生した個体群が、北へ移動しながらは産卵羽化(約1ヶ月周期)を繰り返し、我家の辺りまでは北上して来たんだと思う。

そして、このトンボの特徴として、身体が華奢で軽く風に乗りやすい特徴(?)からか、かなりの長距離の移動が出来るらしく、世界中に拡がっているトンボとの事である。

日本では、お盆の頃に各地で一番目に付くのか、盆トンボや精霊トンボの別名がある。

昆虫を意識して2年ちょっと。少しづつだけど、トンボの違いが分かるようになって来た気がする。