最近、散歩中に、この蛾を見かけ、写真に撮っていた。
大きさは、開帳で35ミリぐらい。
シャクガで、この色合いこの紋様だと、変異の幅も考慮すると、種を特定するのがうんざりするが、今回は根気よく潰していこうと思った。
ネット上のシャクガの図鑑の類と睨めっこすること……10分。
フトオビエダシャクで間違いないと思う。(変異の多い蛾なので、なかなか外見からの種の特定には時間がかかると思う)
幼虫の食草は、ヨモギ。確かに、この蛾がいた近所は、ヨモギは沢山ある。
ネット上で一般的に見つけられるフトオビエダシャクの生息地は、北海道から九州までとシベリアとあるが、このシベリアの裏を取るために、学名でネット検索したところ、北海道や樺太の対岸の辺りと書かれている英語の記事を見つけた。おまけに、その地のフトオビエダシャクの個体写真も載っていたが、色合いは全然違うが、紋様のベース位置は、ピッタリと一致していた。
ここで気になったのは、ヨモギって、そんなに北の方まで生えているのかということである。調べたところ、北の地方には、北の地方特有の様々なヨモギが生えている事を知った。