ヤツボシハムシ Gonioctena (Sinomela) nigroplagiata Baly, 1862

数日前に見かけて写真に撮っていたハムシの名前が分かったので、投稿してみる。

大きさは、体長5ミリぐらい。

エノキに集まるヤツボシハムシだと思う。

ヤツボシハムシの紋様に関しては、ヤツボシ(八つ星)と種名に入るぐらいなので、基本形として、八つの黒点がバランス良く配置されている個体群もあるが、無紋だったり、逆に全身真っ黒だったりと、同所的に多様な紋様の個体群が入り混じっていることでも知られるハムシである。そう考えると、上の写真の個体は、ヤツボシに近い方なのかもしれない。所々くっ付いてしまっているが、ヤツボシ(八星)の基本形を連想させる黒点の配置ではある。

身近に、似たように紋様の変異の多い種として、私が思い付くのは、ナミテントウヒメカメノコテントウかなと思う。

変異が生まれ易い種と、生まれ難い種………この違いは、どこから来るのであろう?

ホソスジツトガ 成虫 Pseudargyria interruptella (Walker, 1866)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

決して、珍しい種というわけではなく、近隣でも時々出会える蛾ではある。

過去に投稿済みの種であるが、既投稿の画像より、今回の投稿に使う写真の方が特徴が分かりやすいと思うので、再投稿する。

前翅長8ミリぐらいだったと思う。

名前は、ホソスジツトガ。ツトガ科ツトガ亜科に属する蛾である。

生息分布は、目撃報告をネット上で確認したところ、本州から九州まで、海外は韓国と台湾に目撃報告が集中していた。

幼虫の食草は、知られていないようであるが、苔類なのでは?と書かれている方もいた。

トビイロツノゼミ Machaerotypus sibiricus (Lethierry, 1876)

最近、近隣で、この昆虫を見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、体長5ミリ弱だったかな。

頭部に対になる突起が見てとれるし、“ミミズク“の仲間で検索してみようかと思ったが、私が知っているミミズクの類にしては、小さいし、他に似ている昆虫はと言うと、アワフキかなと思い、“アワフキ“で検索したところ、トビイロツノゼミというツノゼミの仲間の画像がヒットしてきた。

このトビイロツノゼミは、ツノゼミの仲間では一般的な種らしいが、まぁ、普通の人は、葉面にこの小さな昆虫がいても、気が付かないんじゃないかなと思う。また、昆虫の方も、気づいて欲しいなんて、思っていないだろう。