タスジコウガイビル 不思議な習性Diversibipalium multilineatum (Makino et Shirasawa, 1983)

数日前の朝から雨だった日に、よく通る短いトンネルの壁に、タスジコウガイビルと思われるコウガイビルが、多数トグロを巻いて屯ろしている現場を目撃した。

5メートルぐらいの距離(幅)に集中していて、その数20-30匹。高いところだと3メートルの高さまで登って、丸まっている。

こうやって見ると、タスジコウガイビルも、案外長い系なのが分かる。ちなみに、クロイロコウガイビルは、短い系かもしれない。

他の写真も。

こんな団子になったタスジコウガイビルが、壁のあちこちにいる。

今日は、アダルトなタスジコウガイビルの集会なのかと思って眺めていると、全長10センチぐらいの小さいのもいた。

微妙に動いているコウガイビル達を眺めて思うのは、こんなに頭部が小さかったっけという点である。

確かに、暖かいシーズンを通して、時々、田んぼ周りの石や木の板の下に、このコウガイビルを見かける事が出来るエリアではあるが、それにしても、この日は、何の目的で、これほどまでに、1箇所に集まっているのであろう?

毎回、雨の時に同じ行動を取っていないことは、その後に確認している。確かに、この日は、壁面もしっとりするような条件が揃った日ではあったが…。

ちなみに、オオミスジコウガイビルも、7月の長雨が続き気温が低い朝とかに、隠れ家へと戻り遅れている個体を多数見かけれる日に、何年おきかで遭遇する。オオミスジコウガイビルに関しても、雨で濡れた開けた駐車場とかに夜に何をしに集まっているんであろうとの疑問を抱き続けている自分が居る。

今後も、観察を続けて行きたい。

セリシマハバチ? Pachyprotasis serii

数日前に我家の外灯下に来ていたハバチの一種である。

もはやハッキリとは覚えてないのだが、体長8ミリぐらいだったと思う。

シマハバチの仲間は、似ている種が数種類いるらしいが、しっかりとした種の違いが確立されているジャンルとも思えない印象を持った。

ゆえに、シマハバチの一種というタイトルで投稿しようか迷ったが、かろうじてシマハバチ達の胸部背面の斑紋のパターンで、種の特定をしている方々のページも拝見させていただいたので、今回は、胸部背面のパターンが一番似ているセリシマハバチのタイトルで投稿をしてみた。

しかし、その斑紋と種名の組み合わせが本当に正しいのかという原点に帰る疑問も自分の中では芽生えたので、セリシマハバチに?をつける形でのタイトル付けになった。

一応、セリシマハバチというぐらいなので、幼虫は植物のセリに付くとも考えたい。