アジアホソバスズメ? 成虫 Ambulyx sericeipennis tobii (Inoue, 1976)

先ほど、我家の庭で見つけた蛾である。

なんとか翅を開いた姿が見たかったので、摘んで外灯下に連れて行き、壁に止まらせたら、思惑通りに翅を開いてくれた。

大きさは、前翅長で45ミリぐらいあった。

惚れ惚れするぐらい大きいなと思いながら、種名を調べると、アジアホソバスズメという種名だと分かった。ただ、モンホソバスズメAmbulyx schauffelbergeri (Bremer & Grey, 1853)の可能性も無きにしも非ず。

幼虫の食草は、クルミ。庭にクルミの木は生えているが、もし、我家の庭のクルミで育ったのなら、幼虫の容姿も是非見たかったものである。

分布域を眺めたら、中国南部やベトナム辺りに、目撃情報が集中している蛾と分かった。

ゴホントゲザトウムシ Opilio spinulatus or Himalphalangium spinulatum (Roewer, 1911),

このザトウムシは、今年は、庭に沢山居る。犬も歩けば、ザトウムシに当たるばりに、注意して歩いてあげないと、踏んづけてしまうケースも生まれている。

大きさは、体長で1センチぐらいあり、それに脚の長さもあるので、かなり重量級のザトウムシである。

種名は、ゴホントゲザトウムシ。

私は、毎晩出会うのだが、このザトウムシに対して、庭で死んだ昆虫とかを食べてくれて庭を綺麗にしてくれているイメージを持っている。テラスの上の清掃人(?)と、心の中で呼んでいる。

さて、このクモ綱ザトウムシ目マザトウムシ科に属するゴホントゲザトウムシ………意外と珍しい種なのか、各都道府県が独自に定めるレッドデータでは、栃木県、岡山県、広島県、愛媛県、香川県が、準絶滅危惧種に指定している。

毎年、我家の庭では、そこそこに出会えるのだが、今年は、我家の庭には沢山いる。まぁ、そういうシーズンなんだと思う。

ナミガタエダシャク 成虫 Heterarmia charon charon (Butler, 1878) 2

たまに、我家の外灯下に来ている蛾である。

大きさは、開張で4センチぐらいである。エダシャクの世界の中の中ぐらいの大きさかもしれない。印象としては、上翅がスッキリ細っそりしている。色が薄めで、グレーというよりゴールド感もある。そんなところであろうか。

上の写真は、後翅の紋様がハッキリ出ておらず、この蛾のサンプルとしては、決して分かりやすいとは思わないが、ナミガタエダシャクだと思う。

上翅の後縁(内側)に沿って外横線の上と外横線の下にゴールドもくすみが見えたら、ナミガタエダシャクみたいに、現在の私は見分けている。

幼虫は、落葉樹の樹木なら、何でも行けそうな広食性の蛾のようである。

我家の外灯下にも、今年も既に数回来てくれているエダシャクである。