アカスジアオリンガ 成虫 雌 春型 Pseudoips sylpha (Butler, 1879)

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

出会いのキッカケは、手の届きそうなところのコナラの枝を揺さぶってみた。飛び立つ虫は、見えなかったが、地面を見たら、この蛾が居たので、降って来た可能性もあるかもしれない。

拡大してあり、見た人にはサイズ感が伝わらなそうだが、前翅長約15ミリであった。

初めて見る蛾であるが、なんとなく知っていたので、目星のあるコブガ科リンガ亜科を当たると、アカスジアオリンガという蛾に行き着いた。

幼虫の食草は、ブナ科のクヌギやコナラとの事である。コナラから降ってきただけある。

違う角度からの写真を、もう一枚。

ヒメシロノメイガ 成虫 Palpita inusitata (Butler, 1879)

最近、この蛾を見かけて写真に撮っていた。少し高いところにいたので、一瞬、春先の定番種のマエアカシノメイガにも見えたが、なんか前翅の前縁に並ぶ紋が大きいように見えていた。

なんとか確認できる位置まで降りて来て欲しいと、棒で突くと、ビックリして飛び回り始めたが、運良く写真が撮れる位置まで下がって、止まってくれた。

大きさは、マエアカスカシノメイガと間違うぐらいだから、凄い小さいわけではなかった。私の中では、開張で26ミリぐらいに記憶したつもりだったが、ネット上のこのヒメシロノメイガの平均開張サイズは、15-23ミリぐらいらしい。

さて、この蛾は、過去に2回投稿しているのを、先ほど確認したが、種の特定に役立ちそうな写真が鮮明に大きく撮れた種に関しては、どんどん再投稿してゆこうと思う。

幼虫の食草は、モクセイ科で、イボタノキやネズミモチ等と書いてあることが多いが、この蛾がいた近所には、イボタノキが結構生えてるエリアがある。

生息域は、日本……中国でも確認されているようである。

アゼナルコ Carex dimorpholepis
Steud. (1855)

最近、近隣で見た事ない穂を付けている植物に出会い、写真に撮っていた。

花が特異に見えたので、種の特定もし易いかと思い、調べたところ、カヤツリグサ科スゲ属のアゼナルコという種だと分かった。

湿地を好む植物との事である。見つけた場所は、完全な湿地とは言い難いが、小さな川の近くではあった。

この植物を見ながらイメージしたのは、所謂、葉がちょっと硬めでザラザラしてて、引き抜こうと思うときに、葉の横で、指とかを切ってしまう草だよなという記憶である。

あとは、藪漕ぎとかする時に、素肌に痛い植物の一つだよなと思い出した。