ウスモンカレキゾウムシ Acicnemis palliata Pascoe, 1872

昨晩、我家の外灯下に来ていたゾウムシの仲間である。

大きさは、7ミリ弱ぐらいだったと思う。

小さいし、種名の特定に手こずるかと思われたが、意外とあっさりとウスモンカレキゾウムシと判明。

フジの枯茎に集まると書いてある記事を読んだが、確かに、昨日、庭のフジをバサバサ切った。関係あるのかな。

分布域は、本州以南、九州までとの事である。

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2022年5月20日追記。

ウスモンカレキゾウムシの拡大した鮮明な写真が撮れたので、追記しておく。

昨晩、我家の外灯下を歩いていた。

イボタガ 成虫  Brahmaea japonica Butler, 1873

本日は、ほぼ一日中、我家の庭の草むしり。機械の草刈機で行えば、5分の1ぐらいの時間で終わるだろうが、ひたすら屈んで、手でむしる。

手でむしる理由の一つに、色々な昆虫と対面出来る確率が増えるからである。

本日も、暗くなってきた中、ラストスパートをかけていると、少し混み入ったスポットに大きな蛾らしき物体が見える。凝視しても動いていないので、死体だと分かったが、それにしても大きくて、複雑な紋様にも目が惹かれる。

本日の労働の最後の最後に、神様は御褒美をくれたようである。ありがとう!

その蛾の亡骸を大事に室内へと持ち込み、撮った写真が以下である。

大きさは、今回は動かないので、定規を当てて正確に測った。前翅長で55ミリある。

目ん玉紋様と大きさから、近隣でたまに見かけるトモエガの仲間を当たったが、該当する種はいなかった。

そうしたら、確かイボタガという蛾がこんな感じだったよなと脳裏をよぎり調べてみた。

そうすると、まさにイボタガであった。同時に、イボタガ科には、イボタガ一種しかいない事も知った。

幼虫の食草は、モクセイ科のイボタノキ、キンモクセイ、ネズミモチ等との事である。

年に一回、春の3月4月に現れる蛾である。我家の庭で亡くなっていたという事は、我家にも立ち寄ってくれてたんだと、嬉しくなった。

もし、機械の草刈機を使っていたら、こんな蛾の死体なんか、気が付かずに粉砕してしまっていた事だろう。

ヒメウスアオシャク 成虫 Jodis putata (Linnaeus, 1758)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

前翅長13ミリぐらいあったと思う。

身体の上部が薄茶色でグラデーションがかかったみたいに見える。最初は、翅が薄く、背後の壁の色が透けているのかとも考えたが、どうも翅自体の色合いみたいである。

さて、ここで、ヒメウスアオシャクとウスキヒメアオシャクJodis urosticta Prout, 1930というとても似た種がいて、私だけでなく、皆、少し頭を悩めている事を知ることになったが、 外縁の白点(白線)の雰囲気は、違いを見極める際の要点に使って良いのではと、自分なりに学習した。

どういう事かと言うと、上翅、後翅共に後端外縁に、上の写真の個体のように白い細線みたいに見えるのが、本種ヒメウスアオシャクで、小さな独立した白点みたいに見えるのが、ウスキヒメアオシャクなのではと思いたい。(ただ、曖昧に見える個体もいると思われる。)

さて、幼虫の食草は、カラマツ、クマシデ、ナツハゼ等……これらの植物に共通点は見出せない。要は、何でも食べるのかなと思えてしまう。

追伸: ヒメウスアオシャクも、ウスキヒメアオシャクも、羽化したては、緑色が濃く、段々と茶色に薄れていくとの記事を読んだが、この辺りも、今後確証していきたい。