カントウヨメナ Kalimeris pseudoyomena or Aster yomena var. dentatus.(APG分類Ⅲ)

この野菊は、近隣の小川の土手やら田圃の畦やらで、夏の終わりぐらいから薄紫色の花を目にすることが出来る植物である。

今まで、この植物の紫がかった花びらの色から、この植物をノコンギク(野紺菊)と思いたがる自分がいたが、今回、少し気合を入れてちゃんと調べてみたところ、ノコンギクではなく、カントウヨメナという種であろうとの結論に至った。

ざっと、カントウヨメナとノコンギクの違いは、横から見た時の総苞の形で、ある程度見分けられる事を知った。ノコンギクの総苞を横から見た時に、筒状に少し長めなのに対して、カントウヨメナは、お椀状に短めであるらしい。横から総苞を見た写真を以下に載せておく。

さて、このカントウヨメナの生息場所であるが、川の土手等の湿り気のある日向に生えている気がする。薄暗い雑木林内とかでは、他の野菊に出会う気がする。

このカントウヨメナであるが、関東以北と近畿地方にも生息する野菊であり、近畿地方を除く関東以西には、ヨメナという微妙に違う野菊が生えているらしい。海外の生息分布の方は、ちょっと分からなかった。

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