コネアオフトメイガ  成虫 2nd

先週の金曜日に、近隣の林縁で見かけ写真に撮っていた蛾である。

前翅長で1センチ程度の小さな蛾である。ネット上の写真では、色彩の変異も比較的多岐に渡っていたが、コネアオフトメイガで合っていると思う。

種名にアオと入っているが、確かに現地で見たときも、緑色(昔の人の感覚で青)の印象をもたらしてくれる蛾だとは感じた。

幼虫の食草は知られていないようである。

さて、私の撮った上の写真でも少し垣間見れるが、頭部の触角のところが後ろに反り返っているようにも見える。この為、一瞬、ヤガ科のクルマアツバ亜科を当たろうかとも思ったが、クルマアツバ亜科にこんなに起毛感がある種っていたっけとも当初より思っていた。

結局は、メイガ科のフトメイガ亜科の蛾であったが、このコネアオフトメイガの雄の特徴として頭部の触角の付け根の所を後方へと背負うような感じになるという点があるみたいである。

上の写真の個体の頭部の方が少しそんな雰囲気に見えるのは、上の理由の為なのかなと思いたい。

ウスベニコヤガ  成虫

昨日、仕事中にツツジの植栽の上に止まっているのが目に留まったので、スマホをポケットから取り出して早技で写真に撮っていた。

帰宅後に調べたところ、比較的直ぐにウスベニコヤガという種であることが分かった。

大きさは、この手の蛾にしては小さくて、開帳で2センチぐらいだったのではと覚えている。このウスベニコヤガの大きさに関しては、今回私が目にしたウスベニコヤガは、本年2回目の発生のものと推測できるが、シーズン2回目の個体達は、1回目の発生時のもの達より小型との事である。(蛾の世界では、よくある事だが……)

また、ある方の投稿がとても参考になったのだが、以下のような事が書かれていた。

● 1回目の発生時の個体は、暗い色合いのものが多く、2回目の個体達は、薄い色合いのものが多い。

● 幼虫の食草は、日本では知られていないが、海外では針葉樹に付く地衣類と思われている。

● 私の撮った写真でも写っているが、ウスベニコヤガの頭部は、1回目の発生時も2回目の発生時の個体も、黄色っぽい色合いである。

以上のような感じである。

また、名前にウスベニと付いているが、私が見た個体からは、紅色の印象を薄くとも受ける事は無かった気がする。

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2021年8月6日追記

昨晩、我家の外灯下に来ていた。色合いの個体変異が大きい蛾の気がするが、この暑い夏の時期に、近隣で結構見かける気がする。

カクバネヒゲナガキバガ  成虫

昨晩、家の外灯下に来ていた蛾である。

大きさは体長1センチにも満たないとても小さな蛾である。それにしても、白く太く、体長と比べて全然長い触角が目を惹く蛾である。

この特徴から直ぐに、ヒゲナガキバガ科のカクバネヒゲナガキバガという種名が判明。

幼虫の食草は枯葉である。