シマバエの一種

ここのところ、夜に近隣で、この鮮やかなオレンジ色をした小さなハエの仲間に出会う事がある。

このハエは、近隣で3回見たことがある。どれも、別の場所においてである。全部、夜に見かけた。ただ、灯りに集まって来ているとも言えず、真っ暗な藪を急に懐中電灯で照らすと、居たりする。

大きさは体長5ミリぐらいで、とてもズングリしている。そして、いつもこの翅を90度に開いたような止まり方である。翅が長いような気もするのだが、どうなのであろう。

こんな個人的には特徴的なハエなので、画像検索すれば、直ぐに同じ画像に出くわしそうだが、殆どヒットしてこない。

取り敢えず、シマバエの一種として紹介させてもらった。

キシタホソバ 成虫 幼虫

先週末に近所を散歩した時に見かけて、写真に撮っていた蛾である。

日中にクズの葉の上に居た。

過去に家の外灯下に来た個体を写真に撮って、キマエホソバという類似種の投稿をしているが、そのキマエホソバの写真とそっくりなのであるが、違いと言えば、翅の縁の黄色い部分である。キマエホソバの方は、もっと黄色の縁が太く、このキシタホソバと思われる蛾の方は、縁の黄色い部分が殆ど見えない。

という事で、この写真の蛾を、キシタホソバと同定したが、正直なところ自信が無いのも事実である。

そもそも、このヒトリガ科のコケガ亜科の似た雰囲気の蛾達は、餌も皆地衣類で、サイズも似たり寄ったりで、本当に紛らわしくて、細かく種を分けなければならないものなのかと、心の中で呟きたくなる自分もいる。

おまけに、メスとオスとで、色合いの雰囲気が変わり、更に、種の区別を複雑化させてくれる蛾の仲間である。

ただ、近隣で時たま見かける蛾達なので、見かける度に、外見上の差異以外で、何か種の特定に繋がりそうな環境条件等を見い出して行ければなと考える。

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2021年4月1日追記

ちょうど1週間前ぐらいに、この蛾の幼虫の写真を撮っていた。

本年初の蛾の幼虫との遭遇でもあったが、この古びたコンクリートの壁面にじっとしていた。

ただ、コケガ亜科のキシタホソバの幼虫と分かれば、頷ける。餌が地衣類なので、コンクリートの表面の苔を食べていたものと思われる。

コバキボウシ

先週末に、近所を散歩した時に見かけて写真に撮っていた。

直ぐにギボウシの花だと分かったが、正直、葉の部分が写ってないし、コバキボウシなのかオオバギボウシなのか分からない。ただ、オオバギボウシなら、混成している一年草雑草を押し除けるぐらいの葉のボリュームがありそうな気がするので、こちらの写真の個体は、コバキボウシと断定させてもらった。

ただ、これも花が咲いている今の時期だから、ここにギボウシが生えていると分かるが、もし今の雑草が旺盛な時期に、花が咲いてなければ、ギボウシの存在には気が付いていないと思う。

それにしても、最近は、園芸品種共々、このギボウシの類の花がお気に入りになってきている。自然下の野生に生えているギボウシの類は、本当にこれといった華のない濃い緑で光沢の無い葉をしているが、知らない間に花茎を立ち上げ、遠くからでも目立つ花を咲かせてくれる一瞬のためにだけでも、庭の所々にこじんまりとした群生で生えていてくれても良いよなと思う。

また、このコバキボウシは、場所場所によって、花色や花が咲く時期に違いがあるようにも感じている。

近隣の自然下からもらって来た少しづつ個性の違うコバキボウシを庭の所々に雑草除けみたいな目的で植えてみようかなとも思う。

勿論、長くはない花の時期も楽しみにしながら……。