フサヤガ  成虫

昨晩、家の外灯下に来ていた蛾である。

少し一般と違う止まり方をしている蛾であったが、なんとなくヤガ科フサヤガ亜科の蛾達がこんなイメージである記憶があったので、その路線を調べる。

すると、フサヤガとコフサヤガという類似種の2種が浮上してくる。

私は、フサヤガと同定したが、どうなのであろう。同定の根拠にしたのは、後翅の基部が薄黄色っぽいのは、フサヤガで、白っぽいのがコフサヤガとの記事を目にしたからである。

大きさは、名前から分かるように、コフサヤガよりフサヤガの方が、若干大きいようである。上の写真の個体は、そんなに小さい印象はなかった。

幼虫の食草は、フサヤガもコフサヤガも、ウルシ科のヌルデやヤマハゼ、ブナ科のクヌギやコナラ等が知られているとの事である。どれも、近所近隣には、沢山生えている。

ところで、私が撮った写真も、結構一般ズレした翅の拡げ方をしているが、もっと個性的な出で立ちの止まり方をする蛾であるのを、他の方々の写真で見てきてはいる。

フタクロボシハビロキバガ  成虫

昨日、家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、体長で1センチにも満たないとても小さな蛾である。

名前は、フタクロボシハビロキバガ。

幼虫の食草は、多岐にわたっている広食の蛾の気がするので、個別に列挙するのは控える。

それにしても、黒点の特徴が綺麗に写った写真が撮れたと思う。

オオニジュウヤホシテントウ  (取手市)

先週末(実際は、7月の頭の出来事である)に、子供のサッカーの試合に利根川の河川敷に出向いた時に、見つけていた。

この時期、たまに見かけるようになったニジュウヤホシテントウをまた見つけたぐらいの気持ちで軽く写真に撮っていた。

ただ、帰宅後、撮った写真を振り返っていた時に、何かこれまでのニジュウヤホシテントウとは雰囲気が違うと思い、写真を見比べる中、気が付いた。

上の写真の個体の方が、黒い点の大きさが一様に大っきいと。

この辺から調べ直すと、オオニジュウヤホシテントウが浮上してきたのである。

この河川敷では、同じ日にドウガネブイブイも見つけた。このドウガネブイブイも、西から進出してきたアオドウガネに押されて、生息域が少なくなってきているとのことだが、このオオニジュウヤホシテントウも、西から進出してきたニジュウヤホシテントウに押されて生息域が限られて来ているとのような記事を読んだ記憶がある。

この似たような運命を背負った2種が同じ場所にいた事に、何か根拠を見い出したいと思っている自分が居る。

ところで、このオオニジュウヤホシテントウの食草は、ニジュウヤホシテントウと同じくナス科の植物である。写真のオオニジュウヤホシテントウが付いている葉が、ナス科の植物の葉なのかは、私には分からない。