カクバネヒゲナガキバガ  成虫

昨晩、家の外灯下に来ていた蛾である。

大きさは体長1センチにも満たないとても小さな蛾である。それにしても、白く太く、体長と比べて全然長い触角が目を惹く蛾である。

この特徴から直ぐに、ヒゲナガキバガ科のカクバネヒゲナガキバガという種名が判明。

幼虫の食草は枯葉である。

ヨツボシノメイガ 成虫

先週の土曜日に近隣の森林公園のような場所で濃く生息しているスポット見つけ、持っていた虫捕り網で捕獲していた1匹である。

残念ながら家に持ち帰る途中でお亡くなりになってしまったが、写真だけは辛うじて撮っていた。

大きさは凄い小さいというわけではなく、前翅長で2センチ弱ぐらい。

死んでしまって、しかも写真だから分かりづらいが、現場での生体の目視では、後翅が厚めの磨りガラスみたいな感じで微妙に透け感のある美しい蛾であった。

幼虫の食草はガガイモやイケマという事だが、おそらく、この蛾が居た場所の近くに生えてるんだろうと予想する。今度、確かめてみようと思う。

是非とも、また会いたいと思わせる優美な蛾である。

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2021年6月13日追記

先ほど、我家の外灯下に来ていた。幼虫の食草は、ガガイモと上にも書いてあるが、昨冬の我家の庭の冬枯れの景色の中に、ガガイモのあの特徴的な割れた種が蔓にぶら下がっているのを発見していた。

要は、我家の庭にもガガイモは存在していた。同じように、ガガイモに寄生するギンツバメという中大型の蛾も、我家の外灯下ではたまに見かけるが、こちらのギンツバメ達も我家生まれの可能性が多いにある事が分かった。

カラスヨトウ  成虫

一昨日、土曜日に近隣の森林公園のような場所を散歩中に、見つけて写真に撮っていた蛾である。

遊歩道の入り口付近にクヌギ林みたいのがあって、簡単に一本一本木肌を眺めていたら、直ぐに目に飛び込んできたのは、木化けしたコシロシタバであった。

次に、木に開いた浅い洞みたいのがあったので、覗いて見ると、中に中大型の蛾が見て取れた。そのままでは、上手く写せないので、携帯で突つくと外へ這い出してきた。慌てて飛んで逃げる事も想定していたので、予想外に写真に撮りやすい場所に現れてくれた。

そして写したのが上の写真である。

名前は、カラスヨトウというんだろうとの前知識はあったが、実際にカラスヨトウという種類の蛾であると思われる。

大きさは、前翅長25ミリぐらいの中大型の蛾である。幼虫の食草は、ヤブガラシを筆頭に、結構多岐に渡っているようである。

ちなみに、成虫は、樹液に集まるとの事である。昨年は、何回か近隣の雑木林で樹液に集まる蛾達を観察したが、その中には、このカラスヨトウは含まれていなかった。

昨年から始まった近所の自然観察であるが、このカラスヨトウよりも早くにオオシマカラスヨトウという別種には、昨夏、沢山出会った気がする。