アメリカナマズ 料理

今年のお盆休みは、全国各地でのコロナの感染者の急増を受けて、遠出は出来なかった。

そこで、近所の徒歩で行ける小河川に、ウナギ釣りに出かけてみた。連日の曇り空と雨がパラつく天気の為、昼間から釣れるでしょうとの読みで出かけた。まぁ、運良く、ウナギが釣れればラッキーで、どうせアメリカナマズのオンパレードであろうとの予感はしていたが……。

ファースト・フィッシュは、オイカワ。12号のウナギ針に掛かって来るかと、少し意外だった。

次に釣れた意外な生物は、ミシシッピアカミミガメ。

次に釣れた少しホッとさせてくれる魚は、ギンブナ。大きさは、申し分ない。

そして、その合間に、予想通り、アメリカナマズが適度にヒットしてくるのだが、その日、2時間ぐらいの釣行では、5匹のアメリカナマズを釣り上げた。糸切れによるバラシも数回。

魚種も顔触れに富み、アメリカナマズも猛攻というほどはヒットせず、ノンビリと当たりを待つ時間もあって、まさにのんびりと身近な自然を満喫出来た。

さて、本題のアメリカナマズの料理に関してだが、その日訪れた場所が例年のイメージで水が堰き止められた淵を想定していたが、その日は淵が無かった。一瞬、堰堤を壊してしまったのかと勘繰ったが、今まで立派な堰堤と思っていたものは、ゴム板のようなものであり、ゴム板が水中に倒されているのが視界に飛び込んで来た。どうも、雨が続く時は、堰堤上流部の水位が上がり過ぎないように、河川事務所の人が、堰堤を人為的に低くしているのかなと想像した。

お陰で、私の目には、いつもより川の水に流れや動きがあり、水質がフレッシュなように感じれた。

という事で、バケツの中で生かしておいた小さめの一匹と、帰宅決意の後に釣れた大物のアメリカナマズを持ち帰り、懲りずに調理にチャレンジしてみることにした。目的は、アメリカナマズを、なんとか美味しく料理して感謝の気持ちを込めて食してあげる事である。

料理に入る前の今回の注意点は、

○出来るだけ早く〆ること。(現場で出来るならベスト)

◯出来るだけ早く臭みの元凶である内臓と身を分離させること。(現場で出来るなら、ベスト)

さて、今回も料理を始めると、内臓を取り出した時点で、強烈な臭気に襲われる。そして、この臭気の元凶は、腸であることに気が付く。そして、胃袋と違い腸は、内容物の匂いが外部と通通で、生体であっても腸付近の腹身には移行している事を掴む。そして、解体が遅れると、この腸の強烈な臭気が、少しづつ全身の身に移っていくものと思われる。

そして、今回は、3枚に下ろした身を、直ぐに、地下水を汲み上げた地下水掛け流しの冷たい流水のバケツの中に晒しまくった。一時間以上晒し続けた。途中、流水の中から下ろした半身を取り出しては、匂いを嗅ぐのだが、やはり腹身の方の臭い移りは消えない。そこで、思い切って、腹身の匂いのある部分は大きく削ぎ落とすことにした。結果、臭いは、殆ど気にならなくなった。まだ皮は付いた状態である。

続いて、更に下拵えだが、この時点で皮を剥ぎ、下ろした半身達に塩を振り、キッチンペーパーで包んで冷蔵庫で1日寝かす事にした。目的は、魚の臭いを更に絞り出すことにあった。

そして、今回は、ナマズの揚げ物を作る前に、唐揚げサイズにカットして、タレに少し(当初の予定は、30分ぐらいだったが、現実は1日半ぐらいになってしまった)漬け込もうと考えた。因みに、タレの内訳は、醤油、酒、下ろし生姜、下ろしニンニクである。

そして、本日、その1日半タレに漬け込んだナマズを揚げ物にする事にした。天麩羅は、私の中では蒸し物に近く、魚の臭いが衣の中に閉じ込めらてしまう予感もしたので、今回は迷いなく、一番魚の水分(臭み)が外へ抜けそうな唐揚げ(竜田揚げ)を選択した。

さて、味であるが、子供2人と一緒に、恐る恐る食してみた。…………うん?美味しい!想像に反して、完全に川魚の川臭さが消えている。タレに1日半付けてしまったので、多少の塩っぱさはあるが、フワフワの美味しい唐揚げである。

美味しいの基準だが、食べる人に、正体を教えずに食べてもらったら、大概の人に美味しいと言ってもらえるレベルである。茨城県の大洗の漁港で売っているアンコウの唐揚より、自分なりに料理に愛情を込めた分、上に感じた。

こんな身近な食材が、近所の川にはウジャウジャいるわけではある。愛情さへ注げば、村おこしが出来そうな食材の一つである。

自然の恵みに感謝した。

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