エグリヅマエダシャク 成虫 春型 Odontopera arida arida (Butler, 1878)

本日、偶然、この蛾が休んでいるところを発見。写真に撮った。

大きさは、前翅長で25ミリは有りそう。前翅後端のえぐられ具合が、スタイリッシュに感じる蛾であったが、シャクガの仲間だとは思わなかった。

てっきり、ヤガ科のキリガの仲間を当たってしまった。

種名は、シャクガ科エダシャク亜科に属するエグリヅマエダシャク。

幼虫の食草は、広範囲にオッケーのようである。

過去の投稿を振り返ったら、昨年の11月10日に既投稿(エグリヅマエダシャク 秋型)であったが、その際の個体は息絶え絶えのボロボロの姿なので、再度、エグリヅマエダシャクの春型として、投稿してみた。

生息域は、国内では、本州以南、南西諸島まで。国外の生息域は、パッと簡単には辿り着かなかった。

セグロシャチホコ 幼虫 Clostera anastomosis

最近、近隣にどんなヤナギが生えているかを、少しづつ観察していたのだが、このド派手な幼虫は、ヤナギの樹で見られる。

種を特定するのに手こずったが、セグロシャチホコの幼虫だと分かった。

写真では、右側が頭部なのだが、この時に、この幼虫の大きな頭部が視界に入っていれば、シャチホコガの幼虫の路線に早めに絞れたのにと思った。

幼虫の食草は、柳の仲間である。ポプラやヤマナラシなんかも含まれる。

セグロシャチホコの成虫に関しては、昨年投稿済みなので、そちらを参照されたし。

ヤマトデオキノコムシ Scaphidium japonum

数日前に、近隣の雑木林で、朽ちた切り株の中から出て来た。

大きさは、7ミリぐらい。同じ雑木林内で、似た感じの昆虫と言えば、ヨツボシケシキスイ。

腹部の飛び出しと、ヨツボシケシキスイの頑丈そうな顎が見えないのが気になったが、正直、ヨツボシケシキスイで片付けてしまっていた。

しかし、先程たまたまネット上で、デオキノコムシ亜科という科が存在し、そっくりな種がいる事を知り、急遽投稿している次第である。

種名は、ヤマトデオキノコムシかな。

ちなみに、デオキノコムシのデオの意味であるが、出尾であり、飛び出した腹部を意味してるとの事である。納得。