トビスジアツバ 成虫 Herminia tarsicrinalis (Knoch, 1782)

ちょうど1週間前の晩に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で10ミリちょっとぐらいだったのではと思う。

種名は、トビスジアツバ。2年前の5月始めに投稿済みであるが、今回、鮮明なな写真が撮れたので、再投稿している。

幼虫の食草は、枯葉である。

この蛾を、紛らわしい種と見分けるポイントとしては、個人的には、外横線の両端の起点にある黄色い小点を見るようにしている。これがあれば、トビスジアツバだみたいに……。

さて、この蛾は、北海道から九州までだけでなく、シベリアから中国南部まで東アジア全般に生息しているらしい。そして、遠くヨーロッパにも。

こうなって来ると、この蛾が、似たような紛らわしい種の原型とも思いたくなるが、もうちょっと深く追ってみようと思う蛾なのかもしれない。

ニセシロフコヤガ 成虫 Sugia erastroides (Draudt, 1950)

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長13ミリぐらいだった。

種名は、ニセシロフコヤガ。幼虫の食草は知られていないとのことである。

過去に、2回投稿しており、今回で3回目であるが、写真の精度は回を追うごとに良くなっていると思う。

この黒いシックな出立は、その年の1回目の羽化個体の特徴であり、2化目は、赤茶色ベースになる(体型も少し小型になる)ようである。どうして、そうなるのか知りたいと思うのは、私だけであろうか?

マエベニノメイガ 成虫 Paliga minnehaha (Pryer, 1877)

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

初めて見る蛾ではなく、我家の外灯下でも時々見かけるが、警戒心が強いのか、写真を撮ろうと近付くと、飛び去ってしまい、これまで満足がいく写真が撮れていなかった。

しかし、とうとう、投稿に使えそうな写真を撮ることが出来たと思う。

大きさは、前翅長10ミリ強ぐらい。

名前は、マエベニノメイガ。前翅が、紅色という意味なんだと思われる。

幼虫の食草は、クマツヅラ科のムラサキシキブの類である。近隣には、野生のものも園芸のものも、ムラサキシキブの類は結構生えていると思う。

国内での生息域は、北海道から九州辺りまでである。海外は、ちょっと調べていない。